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こんにちは。ビジネスデザイン学科教員の三浦紗綾子です。
カナダのビクトリア大学グスタフソン・ビジネス学部の「International Work Study (Tokyo)」コースを受講する学生13名と、先生2名がご訪問くださり、東京で、靴産業のフィールド・スタディ―を実施しました。
以前こちらの記事でご紹介したように靴産業の研究書(英書)を出版したところ、ご縁がつながりました。
午前中は、昭和女子大学にて、足の健康の視点から日本の靴産業について講義とグループワークを行いました。
午後は、アルカ本店(大塚)とアルプスシューズ(巣鴨)、スーパースポーツゼビオ御茶ノ水本店(神保町)を見学しました。
いずれのお店も、2024年現在日本に37人しかいないマスターの肩書を持つシューフィッターがいるお店です(足と靴と健康協議会認定)。またドイツやそれ以外の場で学び、足の健康と靴について取り組んでこられた方々がいるお店でもあります。学生たちは、お店ごとに異なる雰囲気や商品に興味津々でした。
・・・一緒に参加した昭和女子大学学生のコメント・・・
・Y. K.
私は靴に対してあまりこだわりのないまま生活してきました。そのため履修している科目で三浦先生からこのフィールドスタディーに関する話を聞き、興味半分で応募したことが始まりでした。実際に靴のスペシャリストの方々のもとに訪問し、お話を伺ったことで、足の健康に関心を持つようになりました。足の健康を守る靴を作る技術や、スペシャリストを増やすための取り組みなどその多くの活動は大変興味深いものでした。
また、ヴィクトリア大学の学生さんたちとの交流を通じて、靴自体のことも、靴を通した日本とカナダ両国の文化についても理解を深めることができました。
私たちが、好きな靴を履き楽しむためにも、足の健康に配慮された靴が重要であることに気づきました。
とても有意義な機会でした。
・Y. S.
靴を作る工程からいい靴の選び方など様々なことを知ることができ、とても有意義な時間でした。それぞれのお店ごとに、靴やお客さんへの思いが伝わって興味深かったです。
また、ヴィクトリア大学の学生が積極的に質問していることが印象的でした。
・新井 楓夏
部活動をしていた際に足に悩みがあり、シューフィッテングを体験したこともありましたが、実際にシューフィッターを体系的に育てている組織があり(※足と靴と健康協議会)、その団体が足の健康についての活動を展開してきたことを初めて知りました。私は今まで、足元の健康に無頓着でしたが、自分にあった一足を自分のために丁寧に選びたいと感じた一日でした。
訪問した店は私の憧れのスポーツ選手にインソールや靴をカスタマイズして提供していることを知り、とても身近に感じられましたし驚きました。
今まで様々な国の学生と交流してきましたが、カナダの大学生との交流は初めてでした。今までで一番自分らしくいられる国際交流でした。意見交換の仕方や会話のテンポ、(これは人によると思いますが)興味関心分野が自分にとても合っていて、楽しかったです。フィールドスタディ後に、一緒に自由時間を過ごして遊んだのも楽しかったです。同じ分野で就職する学生がいることもわかり、これからも連絡を取り合おうと話しました。
新たな知見が得られ、とても有意義な時間でした!