ビジネスデザイン学科には全部で6つのゼミがあります。そこで、現3年生のゼミ長に、各ゼミで学んでいることや、私生活についてインタビューしました。
ゼミ選びに迷っている1・2年生必見です!
今井ゼミは、ビジネスデザイン学科の中でも「グローバルビジネス領域」に分類されます。したがって、英語力やグローバルなビジネスの場で活躍するための学びを得ることができます。例えば年度始めには、アメリカのコロラド大学との協働プロジェクトにほとんどの学生が参加し、英語ネイティブのコロラド大学生とグローバルビジネスの場でホットな話題(スマートシティや半導体など)に関して学び、プレゼンテーションを行いました。
また、日本の社会事象を海外の学生向けに英語で紹介するPalette というウェブサイトも運営しています。Pallete のロゴやサイトのデザインなどを学生が制作している他、配信内容はゼミ生が調査し英語で執筆しています。英文出版社での勤務経験がある今井先生が、英語記事の書き方やプロフェッショナルな英語の言い回しなどを指導してくださいます。デジタル化が加速する社会の中で、ChatGPT や英語翻訳機などとの上手な向き合い方も学びました。
私は、元々環境問題に興味があり、今井先生が専門とするESG という考え方を深く学びたかったことと、今井先生のより近くで学びたいという思いから今井ゼミを選びました。
プロジェクト以外での普段の授業は、今井先生の「How are you?」から始まります。その週にあったことをお互い英語で報告し合ったり、直近のニュースやホットトピックに関してディスカッションしたりします。自分でニュースを見るだけでは理解できないニュースに関しては、先生が嚙み砕いて説明してくださり、多面的にまたクリティカルに考える癖がつきます。今井先生は実務教員であるため、社会人の先輩として働く女性のリアルを教えてくださいます。ゼミ生からすると輝かしい経験談だけでなく、失敗談を交えて教えて下さるので、これから役立つ情報をたくさん得られているように感じます。
これからゼミ合宿が控えていたり、4 年生では卒業論文が待ち受けています。しかし、ゼミ生では今井先生のご指導のもと、英語力やグローバル化する中での社会人力などを学びながら、精一杯頑張っていきます。
本合ゼミでは、同一産業から2 社をピックアップし、各企業の戦略分析や財務分析、バリュエーションを通して企業の価値評価を行ったり、実際に販売されている企業の株は「買い推奨」であるのか「売り推奨」であるのかについて議論しています。また、議論を行う上では導入科目よりも多くの知識が必要になる為、必要に応じて知識を身につけるために講義が行われることもあります。
私は、入学時は何に興味関心を抱いているのか曖昧でしたが1 年次の導入科目の受講を通して、自分自身がファイナンスに最も興味があると感じ、より多くの知識を身につけたいと考えた為、当ゼミに入る事を決めました。
本合ゼミは、企業分析などを行う議論の際には真剣な雰囲気ですが、普段は明るく楽しい雰囲気のゼミで堅苦しい印象を受けることは一切ありません。全体的に個人ワークではなくグループワークが多いので、ゼミに入った約半年前と比較してもゼミ生同士の仲がより一層深まっていると実感しています。
また、ビジネスデザイン学科にはゼミに入らない自由選択もありますが、私自身がゼミに入って良かったと感じることが2 つあります。1 つ目は、興味を抱いている分野の知識をより増やす事ができた点です。先述のように、ゼミ内でも講義が実施される為新たに多くの知識を習得する事が出来ます。さらに、用語は聞いた事があるけれど使い方を忘れてしまった場合にも気兼ねなく質問する事ができ、意味や使い方を再確認する事が出来ます。2 つ目は、知識をどのように実践的に使用するのかより鮮明に理解する事ができる点です。もちろん普段の授業でも使い方を知ることは出来ますが、ゼミ内で上場企業の戦略分析や財務分析、バリュエーションを行う事で、授業で学んだ事を実際に活かす事ができます。またそれらをどのように活用すべきなのか、指標や指数の見方を深く理解できるようになりました。
オーリアゼミは、英語で心理学を交えた組織行動論についてディスカッションをしながら学びを深めていくゼミです。ヒトのモチベーションや現状を知り、どのようにすればヒトはストレスなく仕事等に取り組めるようになるのか、新型コロナウイルスは私たちのワークモチベーションにどのように影響しているのか等の時事問題を含めて研究しております。また、心理とビジネス(ワークモチベーション等)について英語でディスカッションしながら理解を深めています。夏休みにはビジネスコンテストで心理学とビジネスを組み合わせたアイディアの提案をするなど外部の活動にも積極的に参加しています。また、卒論に早くから取り組むことになっているので、卒論の元となる3000 字の論文を3 年生で提出するために、オーリア先生と話し合いながら構成を練っています。
私は、ビジネスの他に心理学に関心があったので英語の会話と共にヒトが織りなす組織行動について研究ができることに魅力を感じたためオーリアゼミに入ることを決めました。また、オーリア先生は心理学の学位の他に様々な学位を持っていらっしゃるので、そのような方から学ぶことのできる環境に身をおくことで研究のモチベーションが一層高まることを期待して入りました。
少人数なので意見を言いやすい雰囲気です。拙いスピーキングでも聞いてくれる温かい雰囲気があるので安心して意見を英語で言うことができます。新設されたばかりのゼミなので、オーリア先生も私たち3 年も模索しながら研究を進めていきます。オーリア先生が問題提起をしてくださるのでそれについて自分がどう思うか意見を言う機会が度々あり、考えをしっかりと持つことがこのゼミでは重視されています。
馬場ゼミはICT イノベーション領域(マーケティング&イノベーション領域)に属するゼミナールです。学習テーマはイノベーション・マネジメントというものです。ゼロからイチを生み出す創造力とイノベーションを創出する方法を学んでいきます。ゼミでは、本の一部の範囲をそれぞれ指定されるので、それを要約してみんなに発表する「輪読」をメインに行なっています。他にも半期に、1 人1 回論文の内容を要約して発表する文献調査も行なっています。3 年前期の間は先生から指定された論文でしたが、3 年後期からは自分たちの卒論テーマを見据えて自分で文献調査で使う論文を選びます。
3 年前期はいくつかのグループに分かれて、「デザイン思考」のグループワークも行いました。架空の具体的な人物像を作り上げる「ペルソナ」を行い、その人物が考えそうな複数の悩みを考えます。それらの悩み全てを解決出来る策を考えました。3 年後期の「未来洞察」演習はまだ途中ですが、「スキャニングマテリアル」という「現在の延長線にはない」ような、背景に「不連続な変化」があると感じさせるような、少し不思議な・変な・面白いと感じるニュース・話題についてみんなで情報を集めてきて共有しています。
私は、ビジネスの他に心理学に関心があったので英語の会話と共にヒトが織りなす組織行動について研究ができることに魅力を感じたためオーリアゼミに入ることを決めました。また、オーリア先生は心理学の学位の他に様々な学位を持っていらっしゃるので、そのような方から学ぶことのできる環境に身をおくことで研究のモチベーションが一層高まることを期待して入りました。
少人数なので意見を言いやすい雰囲気です。拙いスピーキングでも聞いてくれる温かい雰囲気があるので安心して意見を英語で言うことができます。新設されたばかりのゼミなので、オーリア先生も私たち3 年も模索しながら研究を進めていきます。オーリア先生が問題提起をしてくださるのでそれについて自分がどう思うか意見を言う機会が度々あり、考えをしっかりと持つことがこのゼミでは重視されています。
私たちは、前期は輪読を行い議論、後期は個人研究の内容を議論をしています。輪読とは、経営に関する専門書を各自で読み、ゼミまでに読んだ内容の要約・考察をレジュメに起こしてきたうえで、みなで議論を行うことです。三浦ゼミでは3年生でも論文を書きます。後期には、それらの個人研究のテーマや進捗報告をゼミ内で行い、それらについて、ゼミのみんなで質問や意見を出して議論を行っています。そして毎年、三浦ゼミは成城大学の平野創先生のゼミと合同合宿を行っています。今年は、熱海に行ってきました。私たち3 年生は成城大学のゼミ生たちと発表を行います。他大学の人たちと一緒に作業するのはとても新鮮で楽しかったです。また、発表会が終わると親睦会やおいしい食事が待っていました。昭和の先輩たちや成城大学の人たちとさらに仲良くなれたので、楽しい合同合宿を過ごすことができました。
私が三浦ゼミに入った理由は、「論理的思考が足りない」と思い、今後のためにそれを身につけたいと感じたからです。また、私は「議論」というものが得意ではなく、自分の考えを持っていても大体は相手の意見に賛同してしまうことが多いです。「自分の考えや意見を通す」ということを学びたいなと思い、三浦ゼミに入りました。今の時点ではまだあまり結果は出ていませんが、「議論とはなにか」というものがなんとなくですがつかめてきた気がしています。
三浦ゼミは、周りから「大変そう」というイメージや「議論って難しそう」と思われがちだなと感じています。確かに、最初は「ちょっとしんどいな。議論とか気が重いな」と思うことも多々ありました。ですが、実際はそこまで難しい話題を行うわけではありません。「自分が疑問に思ったこと」や「自分の興味を引いたこと」を共有して話すので、話しやすい話題がほとんどです。三浦ゼミは、学びがいがあり成長することができるゼミです。
宮脇ゼミでは、ICT イノベーションを専門として学んでいます。所属人数は3 年生13 人です。このゼミの特徴は今年から開設されたゼミということです。そのため、先生と学生間での話し合いを通じて活動内容が決められています。卒業論文製作に向けて、自分の興味がある分野に対してより確実にアプローチできるのが魅力の一つだと思います。また、ビジネスモデル等の前期で学んだ知識・手法を実践に活かす機会として企業が主催する「脱炭素社会の実現」に関するビジネスコンテストに参加しました。ゼミの中で有志が二つのチームに分かれて、それぞれのテーマにあったビジネスモデルを創造しました。各チーム、夏休みにミーティングを重ねて、プラン考案を一から頑張りました。
私がこのゼミに入った理由は、以下の二つです。一つ目は、自分たちが一期生ということで活動しやすそう、ICT に興味・関心がある自分たちで活動方針を決められそうということです。二つ目は、宮脇先生が元々IT 系の企業に勤めていたからこそ実践的なことが学べるということです。もしICT に漠然とした興味があり、「とりあえずゼミに入った方がいいかな〜」と迷っていたら、まずはこのゼミを選んでみることをオススメします!
ゼミの雰囲気はほのぼのとしています。また、ビジネスコンテストを通じてより仲が深まっているように感じます。先生が積極的に学生とコミュニケーションを取ってくれるので、話しやすく過ごしやすい環境です。
飴善ゼミでは「人とホスピタリティ、経営とホスピタリティ」を学んでおり、9期生は計15 人で楽しく活動しています。3年前期のゼミの活動として“ 南足柄プロジェクト” を行なってきました。昨年度から引き続き行なってきたこの活動は、ゼミ生が一から企画したイベントを行うものです。このイベントを開催するにあたり、たくさんの方々に協力して頂きました。このイベントを通じて、飴善ゼミが最も大切にしていることである、“ 人との繋がり” の大切さを学ぶことができました。
私が飴善ゼミに入ろうと思ったきっかけは、ホスピタリティとはサービス業だけではなく、どの職業にも通ずるものがあると考えたからです。ホスピタリティとは、人と関わるときに生まれるものだと思います。将来社会に出た際には、どの職業であっても人と一緒に仕事をします。みんなが気持ちよく働ける社会とはそれぞれの人が相手のことを考え行動し、尚且つ自分も満足できる相互満足が必要なのではないかと考えています。そこでこのゼミならそれらのことを詳しく学べ、将来に活かせるのではないかと感じたのでこのゼミに決めました。
飴善ゼミの特徴として挙げられるもう1つのこととして、自分の意見を言いやすい環境である、ということだと思います。イベントの企画、運営も学生が主体となって動きます。その中で何度も話し合いを行う機会がありました。どのようなイベントを開催したいのか、このイベントはどのようにすれば人は集まるのかなど、ゼミ生1 人1 人が発言しやすい環境であったからこそたくさんの意見が生まれ、活発的な話し合いができたのではないかと思います。楽しむときは楽しみ、真面目に取り組むときは取り組むというメリハリがきちんとしており、相手の意見を尊重することができる、和気藹々とした雰囲気の中でホスピタリティを 飴善ゼミでは「人とホスピタリティ、経営とホスピ タリティ」を学ぶことができるゼミです!
長屋ゼミでは、前期の間に環境経済学を通しSGDs やESG投資について学びを深めています。前期後半から後期では、持続可能な開発目標(SDGs)や社会的責任投資(ESG / CSR)を題材にして、データ分析の基礎を学び、情報処理や実データの分析評価を体得することを目指しています。高度な循環型酪農をおこない持続可能で環境にやさしい事業環境を実現している千本松牧場と共同での商品開発にも挑戦しています。過去には、SDGs の産業界の動向調査を目的とした企業訪問や「ソフィ みんなの生理研修」というワークショップなどをおこなってきました。このように、環境経済学を学びながら、実際に企業と共同で商品開発など実践的な学習をすることが可能なゼミです。
株式会社ホウライ(千本松牧場)様との商品開発プロジェクトでは、先方と協議を密に行いながら女子大学生ならではのアイデアを提案し、売上増加やブランド認知拡大など少しでも貢 献できるようより一層邁進していきたいです!
私が長屋ゼミに入ろうと思ったきっかけは、世界の環境問題や経済格差の改善に貢献する企業に就きたいと考えた時、環境経済について知識がないと何もできないと考えたからです。SDGs はただの” 流行” ではありません。持続可能な社会を作りだすためには、私たちひとりひとりが環境に対する意識を変
えていく必要があると思います。そこでこのゼミでは、環境経済について基礎から学べると感じ、将来に活かしたいと思ったので長屋ゼミに入ることを決めました。
長屋ゼミは3 年生9人+長屋先生の合計10人で活動しており、雰囲気は穏やかで、ひとりひとりが意見を出しやすいです。普段授業中に発言するのが苦手な方でも、少人数であるため気軽に思ったことを話せる環境だと思います。また、長屋先生がとても優しく、生徒である私たちを見守ってくださるので、安心して活動ができています。
今後、開発した商品を皆様に発表できるように頑張ります。
藥袋ゼミは1学年13 名で活動をしています。マーケティングを実践的に学ぶゼミで、毎年企業の方と協働して行う産学連携プロジェクトを行っています。実務家の方に対して企画や実施計画の提案をする中で、これまで学んだ知識を実践的に活かすだけでなく、必要な知識を自ら習得する力を養っています。今年は良品計画様をテーマにプロジェクト活動を行っています。具体的には「無印良品」Health & Beauty 部門のリブランディングについて検討しています。前期は競合他社との比較、店舗店頭及びオンラインによる対顧客コミュニケーション、環境面の三つの課題を提供していただき、チームごとに検討しました。
私が藥袋ゼミに入ろうと思ったのは、1、2 年次に授業を受ける中で、マーケティング戦略について興味を持ち、より深く学びたいと思ったからです。藥袋ゼミは企業と協働でプロジェクト活動を行うことができるため、実践的に学ぶことができて自己成長にも繋がると考えました。
私たち藥袋ゼミ9 期生は仲が良く、定期的にみんなでご飯や遊びに行っています。みんな楽しいことが好きで、毎回積極的に参加してくれます。ゼミ活動中は、難しい課題に対してもチームで協力して取り組んでいます。協調性のあるメンバーが集まっているので、和やかな雰囲気で活動を行っています。
「自由選択領域」はどのプロジェクトゼミナールにも所属せず、全領域から学びたい科目を選ぶことができるものです。また4 年次には「現代ビジネス事情Ⅰ〜Ⅱ」が必修です。イノベーション・マネジメントや新商品の開発手法等高度な内容や、就職後の実務に役立つ内容を学ぶ事ができます。「自由選択領域」ではゼミに所属しない分時間割の調整の自由度が高いので、私は、自分の学びたい科目を幅広く履修し学習することができています。ゼミに所属しないとはいっても、「自由選択領域」の担当先生はいるので、私は、就職活動の不安について相談に乗ってもらっています。
私が「自由選択領域」を選択した理由と致しましては、自分のやりたい事をする時間を多く持ちたいと考えたからです。実際に私は空いた時間を活用して、アルバイトや資格取得に向けた勉強、大学で所属しているプロジェクト活動への参加、自社アパレルブランドの運営、外部のミスコンテストへの参加など様々なことに挑戦する事ができています。
何かを専門的・集中的に学びたいと考えている方はプロジェクトゼミナールに所属する事をお勧めしますが、幅広い分野を学びたい・自分で挑戦したい事が沢山あるという方は「自由選択領域」をお勧めします。