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新入生の皆さまこんにちは。教員の三浦紗綾子です。
今日は、学科教員お薦めの図書を紹介します。ぜひ手に取ってみて下さい。
【経済学】
○八代尚宏『日本経済論・入門』有斐閣(2017)。
戦後復興からアベノミクスまで、経済の長期停滞、少子高齢化、所得格差等、現代日本の抱える問題を考える内容です。
○山口慎太郎『家族の幸せの経済学』光文社新書(2019)。
結婚、出産、子育て等の身近な問題を経済学の理論と実証データ分析で易しく解説する内容で、3つの賞を得ています。
○新井和宏『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている』イースト・プレス(2017)。
金融のプロが高校生のために執筆した働くこと、お金はなんのため?を考える内容です。
○新井和宏『あたらしいお金の教科書』山川出版社(2021)。
そもそもお金とは何か、 人生100年時代、価値ある人生をしあわせに生きるための指南書です。
○ヤニス・バルファキス (著)、 関 美和 (翻訳)『父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。』
ダイヤモンド社(2019)。経済格差はなぜ生まれるの?経済格差の何が問題なのか?そして、我々はなぜ経済のシステムを知る必要があるのか、といった様々な疑問に対して、解説されています。
【経営学】
○安部修二・伊藤元重『吉野家で経済入門』日本経済新聞出版社(2016)。
○吉本佳生『スタバではグランデを買え!ー価格と生活の経済学』ダイヤモンド社(2007)。
あなたの身近な現象を、経済学・経営学のレンズを通してみてみたら?きっと驚きと新しい発見があるはず。当学科で学んでいくそうしたレンズ(考え方)の入門におすすめの2冊です。
【マーケティング】
○森岡毅『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』角川文庫(2016)。
USJをV字回復させたマーケターによる本です。
【ICT、データ利活用】
○三谷慶一郎 『60分でわかる! ITビジネス最前線』技術評論社(2017)
題名の通りすぐ読めます。なにかに興味を持ったら、自分でさらに調べてみましょう。
【女性のキャリア、女性のリーダーシップ】
○坂東眞理子 『女性リーダー4.0 新時代のキャリア術』(毎日新聞出版 2016)
【学問の方法論】
○高根正昭 『創造の方法学』講談社現代新書(1979)。
社会科学の基礎・データ分析の基礎を学びましょう。
○外山 滋比古『思考の整理学』 ちくま文庫(1986)。
学ぶことに対する姿勢の準備の書。なぜ日本人は英語で「I think…」とばかり言うのかというような話題もグローバル的な視点でも面白いです。
○橋爪 大三郎『人間にとって教養とはなにか』SB新書(2021)。
学ぶことの大切さがよくわかる本です。
【Sustainability、社会課題】
○小西雅子『地球温暖化を解決したい ~エネルギーをどう選ぶ?』岩波ジュニアスタートブックス(2021)。
SDGsは今後のグローバル社会のスタンダードであり、中でもSDGs13, SDGs7である気候変動とクリーンなエネルギーは今後の世界経済のベースとなる。専門用語を使わずにわかりやすく気候変動とエネルギーについて解説されています。
○ピエトラ・リボリ著 今井章子・雨宮寛訳『あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実』東洋経済新報社(2006)。
1枚のTシャツの「一生」を、綿花の原産地から古着流通まで丹念に追ったドキュメンタリー。グローバル経済の実像を、工業化における女性労働、大統領選と綿花生産者の票田、関税をめぐる国際関係などを通してわかりやすく描いています。
○ロバート・ライシュ著 今井章子・雨宮寛訳『最後の資本主義』東洋経済新報社(2016)。
ライシュの提案する、新しい資本主義の形。政府か市場か、の二者択一ではなく、市場メカニズムの根幹となる市場のルールを見直すことで、資本主義を壊すことなく、サステナブルな資本主義を構築できると主張。市場メカニズムのルールを再考するに際し、わかりやすい切り口から、著者ならではの論点と立場を明確に取っています。
〇村田慎二郎著『「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと』サンマーク出版(2023)。
国際社会の諸問題を自分ごととして考えるための一冊です。
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学科教員一同、春に皆さまとお目にかかれますこと楽しみにしています。