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【GB学部10周年】教員インタビュー⑧ 馬場康志先生

こんにちは。

グローバルビジネス学部10周年PJ制作チーム、ビジネスデザイン学科3年の竹内彩千花です。

グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科の専門科目を受け持っている先生方に、10周年を記念してお話を伺いました。

本日はビジネスデザイン学科の馬場康志先生の記事をお届けします。


Q:学部・学科の魅力は何だと思いますか?

A:英語でビジネスを理解する力を身につけられること、多くのプロジェクトを通じてビジネスの現場に接することができることなどは、他大学に比べても大きな特色であり魅力だと思います。

Q:先生の専門分野について教えてください。

A:技術経営学という学問のイノベーション論という分野が専門です。ITが企業や産業、そして社会にどのような影響を及ぼすのかに関心を持っています。また、もともとITエンジニアでしたので、情報セキュリティやプロジェクトマネジメントについても、多くの実務経験を有しています。

Q:「イノベーション・マネジメント」を学ぶ醍醐味は何ですか?

A:「イノベーション・マネジメント」は、「未来の市場を切り開く」という活動をどうマネジメントするかを学ぶ授業です。その活動ではしばしば不思議なことが起きます。例えば、スマートフォンという「未来」を切り開いたのは、それまで携帯電話大手だったNOKIAやRIMではなく、電話とは全く関係のないAppleやGoogleでした。また、PCという「未来」を切り開いたのは、コンピュータ大手だったIBMやUNIVACではなく、コピー機メーカーだったXeroxや学生ベンチャーだったMicrosoftなどでした。「未来の市場を切り開く」活動で、なぜこうした不思議な「逆転」が起こるのか、そういったことを学べるのが、「イノベーション・マネジメント」の醍醐味です。 

Q:これからどういった学部・学科にPower upしてほしいですか?

A:Power upという言葉に対しては逆説的なのですが、現在の学科の強みとは逆方向にも、学びの場を拡張できたらよいと考えています。さまざまなプロジェクトに参加できて、多くの活動から学びを得ることができるというのがビジの強みであり、行動的で活発な、いわば「アウトドア」的な学生にとっては実に居心地がよい学科だと思います。しかし、一人で自分のテーマにじっくり向き合い、多くの書を読み深く考える、そんな理系学生のような「インドア」派の学生にも、居心地が良い場所が用意できれば、さらに多くの人材を集めることができると考えており、自分のゼミ運営にも取り入れています。このように、「アウトドア」系「インドア」系両方の学生に活躍の場を与えることが、ビジを真にpower upすることにつながるのではないかと思っています。


次回もお楽しみに!