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【GB学部10周年】教員インタビュー③ 藥袋貴久先生

こんにちは。

グローバルビジネス学部10周年PJ制作チーム、ビジネスデザイン学科3年の竹内彩千花です。

グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科と会計ファイナンス学科でそれぞれ1年生の必修専門科目を受け持っている先生方に、10周年を記念してお話を伺いました。

本日はビジネスデザイン学科の藥袋貴久先生の記事をお届けします。


Q:学部・学科の魅力は何だと思いますか?

A:学科の魅力は、まさにそのネーミングに現れていると思います。グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科とは、グローバルな視点でビジネスを捉え、ビジネスを通じて新しい価値を創造し、その仕組みをデザインしていくための学びの場ということです。これこそが、私たちの学部・学科の魅力であり、ここで学ぶ醍醐味だろうと思います。講義の中でも、アクティブラーニングが取り入れられ、学生が、グループでディスカッションしたり、プレゼンテーションしたりする場面や機会がたくさんありますし、ゼミナールや現代ビジネス研究所のプロジェクトなど、実務家の方々と学生が関わりあって課題解決に取り組むこともできます。講義で学んだ知識を生かし、同時に、課題解決の現場から学ぶことも多いですから、そうした学びのサイクルを回していく経験を、大学生活の中で繰り返し積むことができるということが、ビジネスデザイン学科の一番の魅力ですね。

Q:先生の専門分野について教えてください。

A:私の専門分野は、マーケティング戦略、流通と販売、新規市場開拓です。マーケティングの使命は、新たな価値づくりと、その価値を顧客の使用・消費に結びつける仕掛けづくりにあります。そして、生活者や企業・組織といった顧客の背後には、生活世界や経済社会が広がっています。マーケティングの存在意義を社会との関わりの中でどのように捉えていくのか、マーケティングの非市場的な部分や、その社会性、政治性を探求するということも私の大切な研究テーマになっています。

Q:「マーケティング入門」を学ぶ醍醐味は何ですか?

A:私はビジネスデザイン学科の1年生が必修として学ぶ科目『マーケティング入門』を担当しています。ビジネスデザイン学科のカリキュラム・コンセプトに『ビジネス5つの知』があります。5つの知とは、①顧客づくり、②組織づくり、③経営資源づくり、④視野づくり、⑤経済学的思考です。『マーケティング入門』では、①顧客づくりの基盤となるマーケティングの考え方や基礎的なフレームワークをしっかりと身につけることを目的にしていますが、毎回、準備学習として学生がグループで事例研究を行い、授業内でプレゼンテーションし、発表者と教員が対話するという時間を必ず設けています。マーケティングを初めて学ぶ学生が抱く疑問や関心事を、その場で率直に披歴してもらい、学生の理解度に合わせて講義をアレンジしたりフィードバックしたりできるよう努めています。授業を通して、新しい価値を創造するマーケティングの面白さ・楽しさを伝えてゆきたいと思っています。

Q:これからどういった学部・学科にPower upしてほしいですか?

A:グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科は、10周年を迎えました。私達教員も、この10年間、ビジネスの学びを通じて、何事にも一歩前に踏み出して挑戦できる生き生きとした女性人材を育成すべく、学生の皆さんと共に試行錯誤しながら、新たな試みを一生懸命考えて実践してきました。10年前に入学した1期生の皆さんは、20代の後半を迎えます。学科第1世代の皆さんにとって、次の10年間は、仕事において一人称で自律した振舞いが求められると同時に、組織においても何らかの責任を担う場面が日常となることでしょう。また人生においても、様々なライフイベントを経験する時期でもあるでしょう。数多の卒業生たち同士が、また卒業生たちと在学生たちが、縦に結びついて、情報交換をしたり、助け合ったりする場をつくっていくことも、私たちビジネスデザイン学科に課せられた、次の10年の大切な使命だと思っています。そうした人間同士の繋がりから、新しいビジネスが生まれてくるかもしれません。それが実現できた時こそ、10年前にこの学科を立ち上げた思いの真の具現に他ならないと私は考えています。学科と、学科を巣立った皆さんが真っ直ぐ縦に繋がっていく、そんな未来を、今思い描いています。


次回もお楽しみに!