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それぞれの年末年始

教員の本合です。大学が短い冬休みに入っていますので、学生はそれぞれに過ごしていると思います。帰省したり、家族や大切な人と年末年始を過ごしたり、旅行したり、あるいは年末年始を稼ぎ時と判断してアルバイトに精を出したりといろいろだと思いますが、学業もおろそかにはしていません。

この時期は受験生にとってとても大事な時期になるわけなのですが、ビジネスデザイン学科の学生もまた勉強を忘れてはいません。

1年生は、3月末から予定されているボストン留学の準備にそわそわしつつも、成績があまりにも悪いと留学に行けなくなってしまうため、そろそろ学期末に向けた勉強を本格的に始めます(はずです)。

2年生は、3年から所属するゼミに応募した選考結果が年明けに発表されますので、それまで少し不安な気持ちでいます。

3年生は、就職活動が本格化してきて、内定を勝ち得た学生がすでに表れ始めてそわそわしつつも気合が入り始めます。

4年生は、卒業を控えて卒業旅行とその準備、と言いたいところですが、実は例年一番厳しい冬休みを過ごすのが4年生です。卒業論文の提出日が年明け早々にあるため、この時期は最終のまとめをしなければなりません。「まとめ」ならいいのですが、それ以前の状況の学生はかなり大変な年末年始を過ごすことになります。(だからもっと早く進めておいた方がいいと言っているのに)

そして教員は、授業のないこの短い冬休みに滞っていた研究を一気に進めることを夢見ていますがそうはなりません。4年生の状況に合わせて、M-1みながら論文添削、紅白(私は井之頭五郎)見ながら添削、駅伝見ながら添削、という年末年始を送ることになります。

(だから、だからもっと早く進めておいた方がいいと言っているのに)

こんな状況をゼミの学生に共有したところ、「大学の先生に正月はないっしょ」との返事をもらいました。この学生のことは一生忘れません。メディアに露出する大学教員も少なくないですが、あの人たちは一体いつ学生の指導をしているのか(あるいはしていないのか)と大変不思議に思いつつ学生からの新着メールを開く年末年始です。

冬休みの静かなキャンパス