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ディベートで学ぶ助け合い?イメージが変わる・成長できる!履修学生に聞いてみよう

こんにちは。グローバルビジネス学部ビジネスデザイン学科3年の水野と小向です。

皆さんは、ディベートとはいったいどのようなものか知っていますか?

ディベートでは、ある論題に対して肯定側と否定側のチームに分かれ競技形式で議論を行います。中学や高校の授業でも実施されている為知っている人も多いかもしれません。近年、非常に注目されているディベートには数多くの魅力があります。今回は私達が履修した専門科目「ディベート」(担当教員:髙雄先生・藥袋先生)での経験をお伝えします。少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。

ディベートを履修しようと思ったきっかけはなんですか?

水野:日頃から様々な授業で行っているグループディスカッションの際に、相手の意見に流されることなく自分自身の意見を相手に伝えられるような力を身に付けたいと考えていました。また、ディベート自体を中学や高校の授業で行ってこなかった為、ディベートとはどの様なものであるのかについて知識を身に着けたいと思ったこともあり、履修を決めました。

小向:私の場合は、履修しているゼミで産学連携プロジェクトにとりくんでいて、連携先に企画を提案するときに必要な、説得力ある内容を組み立てる力や、ディスカッションを上手く行えるような実際的な力をつけたくて、履修しました。

具体的に、どんなディベートをしましたか?

小向:ディベートに慣れるための「即興ディベート」を2回、実際にリサーチをして自分たちの意見に根拠を持たせる「簡易調査ディベート」を3回、長い時間をかけ調査をして自分たちの意見に必要なエビデンスを洗い出し、論理的な議論をする「本格調査ディベート」を1回行いました。

ディベートは肯定側と否定側にそれぞれ立論、尋問、反駁のターンが回ってきます。立論では自分たちの考えるプランや相手の立場のデメリットを述べ自分たちの意見を主張します。反対尋問では相手の意見を聞いた上での疑問点を述べます。そして反駁では自分たちの意見のまとめと相手の意見に対する反論を述べていきます。

どんなことを学び、成長できましたか?

水野:事前調査を行わないディベート、事前調査を行った上でのディベートの双方を行いましたが、事前調査の大切さを実感しました。事前調査を行わなかった際には自分の持つ僅かな知識のみで立論を構成していた為、反対尋問で問われた事に対しても情報がほとんど無く、質問に答える事が出来ませんでした。しかし、事前調査を行った際には知識や情報を多く持っているため、質問にも的確に答えることが出来ました。

小向:全体的に初めに行った即興ディベートより、最後の本格調査ディベートのほうが、立論ではそれぞれのチームが考えるプランが明確で、反対尋問ではしっかりと議論できていて、客観的に見てみんなの成長が感じられましたね。

水野:また、事前調査をする事で個人的に思い付きの主観だけで話をするのではなく、確かな自信をもって話をすることが出来るようになったのではないかと思います。先ほど言った事前準備のように、様々な情報を基に筋道を立てて立論を準備するようになった事で、自分自身の意見をより確実にして話をすることが出来るようになったと思います。

小向:そうですね。明確な数字や根拠となる資料を見つけることで、自分たちの意見に根拠を持たせられるように頑張りました。

ディベートのイメージは変わりましたか?

水野:ディベートの講義を受けるまでは、ディベートでは定められたテーマを基に、肯定派と否定派の言い争いを行っている様なイメージを抱いていました。しかし、講義を受け終えた今、ディベートとは、言い争いではなく異なる意見を持つ人たちの意見の共有の場であると共に助け合いの場でもあるのだなと、印象が変化しました。

小向:議題に対してチームによって同じ立場でも考える意見が異なるので、試合によって違った視点からの議論が繰り広げられるため、すごく面白いなと感じましたね。

水野:ディベートは自分自身の持つ意見を相手に伝えて勝利する事のみが目的ではなく、活発に意見交換を行う為の意見交流の場であるのではないかと感じるようになりました。

ディベートで学んだ事をどのように活かしてゆきますか?

水野:実際のビジネスの場でディベートそのものを行うというより、上司や顧客と様々な提案をやりとりする際に活かしてゆけるものだと思います。ディベートの講義で培った、相手の意図や目標、現状を理解し逆提案する能力を発揮したいです。

小向:このディベートの講義で学んだこと、身に着けたことをこれからに生かしていきたいですね!

ここまで、ブログを読んでいただきありがとうございました!ディベートについて、冒頭でも述べた様に当記事を通して少しでも興味を抱いて頂けていたら幸いです。ディベートの議題には、身近でないようなテーマや難しいものもありますが、どのように発言内容を構成すべきか、視野の広げ方、考え方のポイント等を先生方がサポートしてくれるので安心してディベートに臨むことが出来ます。是非、履修してみてください!