Blog

【GB学部10周年】TAって何?-前編

GB学部10周年記事第三弾です。今回の記事では、TAについて紹介します。

TAとは、立候補者の中から選抜された3年次の学生です。1年次前期の必修科目の「グローバルビジネス基礎演習」で、プロジェクト型学修形式のグループワークを指導します。TAは専門的な研修を受けて講義に臨むため、高度なファシリテーションスキルを身に着け、また部下を持つリーダーとしての疑似体験を積むことより大きく成長します。さらに、TA経験者の中から、4年次ではシニアTAを選抜し、TAをサポートします。

この記事では、今年度TA活動をした3年生2名と、TAの講義を受けた1年生2名にお話を聞きました。

(TA活動をした3年生)

皆さん、こんにちは!

3年生前期に1年C組のTAを担当していた櫻井愛万です。

今回は私がTAを志望した理由と、TAを経験して学んだことについてお話しします。

まず、私がTAを志望した理由は2点あります。1つ目は、TAの先輩方に対する憧れです。親身になって話を聞いてくれたり、当時対面とオンラインで受講する生徒がいる中誰もが参加しやすい雰囲気を作り出し授業を活発なものにしたりする先輩方の姿に憧れを抱き、私も先輩方のような1年生をサポートできる存在になりたいと思いました。2つ目は、TAという経験が私の成長につながると考えたからです。私は2年生前期のボストン留学でwing leaderとして同学年をまとめたり寮生活のサポートをしたりしたという経験があります。しかし、他学年をまとめる立場やサポートする立場に立ったことはないため、TAを通して新たな視点を得ることができ自身の成長につながるのではないかと思いました。

次に、TAを経験して学んだことは2点あります。1つ目は、伝え方です。私たちTAも大学1年次にタクナルを経験しているからこそTA同士では伝わる説明も、初めてワークをする1年生には伝わりづらいことや評価基準を伝えたとしてもズレが生じてしまうことがありました。そのため、簡潔に話すことや例を交えて話すこと、スライドの見やすさを意識し、その結果ズレが生じなくなり伝えたいことが全員に伝わるという環境を作ることができました。2つ目は、柔軟性です。事前に考えていた授業の時間配分がワークの進捗具合によって前後することや、話し合うテーマは決まっているけれどどのように進めていくかはクラスによって任されていたためTA同士で協力して柔軟に対応していくことが求められていました。始めは予定通りに進まないと焦りを感じることもありましたが、回を重ねるごとにTA同士で時間調整をしたり、私たちが1年生だったころTAの方々はどのように進行していたのか思い返してみたりと柔軟に対応することができたと思います。

最後に、私はTAを担当してもちろん大変なことは多々ありましたが、それよりもどうしたら1年生が楽しいと思える授業になるのかTA同士で話し合いをたくさん行い、1年生が初回授業から成長していく姿を見ることができ、TAを務めてよかったと感じています。だからこそ、TAに少しでも興味がある方々にはぜひ挑戦していただきたいです!

櫻井愛万

TAに挑戦しようと思った経緯から、実際にやってみた感想まで、ありのままお伝えできればと思います。

はじめに、本学科には1年次の必修科目を3年生が指導するというTA制度があります。グループワークを中心に、ディスカッションスキル、課題発見、解決能力を養うことが目的の教材「タクナル」を基に授業を進めていきます。

今回私がTAに挑戦したきっかけは、3年になり身近に就活に関する話題が増え、大学生活の中で何かに注力した経験がないと気づいたことでした。もともと集団の中で活動することが苦手で、興味関心を持てることもなかったため、周囲の子がプロジェクトやサークル活動に励む中、授業とアルバイトだけの生活を送っていました。TAの募集要項を初めてみた際、関心がないことでも挑戦することが今の自分を変える機会にもなると思いTAに応募してみました。

 第1回目の授業を迎えた日、授業冒頭から自分たちの準備不足を感じ、終始落ち着かない状態でした。一度タクナルの授業を経験している自分達の視点で、授業の準備を行っていたため、初めて内容を見る学生にとっては説明やスライド内容が不十分ということに気づきました。この気づきから、準備を進める上で、学生の視点に立つことを意識し続けました。その後の数回も、改善してはまた新たな反省点が浮上するという状態が続きました。それでも、課題発見、解決を地道に行った結果、学生が授業の狙いを理解し、それを次の授業で活かしている姿勢が見られるようになりました。

 一筋縄にいかないようなこともたくさんありましたが、授業最終回を迎えた時はTAに挑戦したことへの後悔はありませんでした。上記の経験も含め、業務を通じたくさんの学びやスキルを養うことができたと感じています。何よりも、同じクラスを担当したTA、B組の学生のおかげで楽しい時間が過ごせたことに感謝でいっぱいです。

佐々木紀保子

この記事の後編は、こちらからどうぞ。

https://business.swu.ac.jp/blog/2023/10/13224.html)

取材・編集:ビジネスデザイン学科3年生ウェブマスター 今井 花菜/茅野 怜/岩瀬 優希