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(TAのバトン) 特別インタビュー 3-2

みなさんこんにちは!ビジネスデザイン学科3年の粂川、田口です。今回のブログは粂川が担当します。

本日は、社会人3年目の先輩方に伺ったインタビューの後編です。(前編はこちら

後半では、TAの経験をどのように仕事に活かしているのかについて伺いました。

TAとしての活動を経て私自身学ぶことがたくさんあったので、今回のお話を聞いて、学んだことを将来的な視野で見つめ直す機会になりました。

それではインタビューをお届けします!

QTAの経験から、社会人になって活かせたことはありますか?

依田(先輩TA):ミーティング前の事前準備をすることです。TAで授業を運営するために、自分の中でやっていきたい方向や軸があり、事前準備ができていればどんな展開があってもその方向性にたどり着けることができます。そうすることで何を伝えたいのかも伝わるので、事前準備しておくことが大事だと思いました。会社に入ってから、会議などで資料の事前準備をしておく場面で役立てています。

佐々木(先輩TA):役割分担をすることです。メインで司会進行をする人や、そこに助言をする人、タイムキーパーなどの役割が大事になってきます。会議をしていても、私の仕事柄、技術的な会話が多く、お客様の要望に回答していく中で時間内に会議が成り立たなくなってしまうことがあります。時間配分をして会議で話すべき内容を全て網羅することができています。

依田(先輩TA):先ほど挙げた事前準備も含め、クラスを運営する力も役立ったと思います。授業を設計する際、学生に対するアドバイス量や、時間配分を事前に決めてから進めます。これは会社での会議も似ていて、例えば営業会議をしていても、その中で挙がった質問に回答していると、話が逸れていってしまうことがあります。そういった中で本来の相談事を解決するには、授業の運営をする時と同じように、自分の軸を決めることが重要だと思います。

粂川(現役TA):お二人のお話を聞いて、TAから得たスキルは話し合いの場で発揮できると感じました。私たち学生からすると、企業の会議がどんなものなのか想像がつかないのですが、どういった形式での会議でスキルが活きるのでしょうか。

依田(先輩TA):お客様との打ち合わせや上司とのちょっとした相談、製品についての社内会議など全てに当てはまると思います。どの場面でも、話をしていくとお互い思っていることが異なっていて段々話が逸れていくことが多いです。働いた時に実感するとおもいます。

粂川(現役TA):方向性を決める力が会議で活かされているんですね。学生時代も、TA同士で授業のための会議をすることがあったと思いますが、その中で感じたことなどはありますか。

佐々木(先輩TA):TA同士で授業設計の解釈や授業の理想状態が異なっているという場面は、会社でも同じように起こります。意見を強く押し出している人や解釈が異なる人がいても、ポストイットを使ったブレインストーミングをして、何が1番適切かを論理的にまとめることが大事だと思います。

QTAを通して発見した自分の強みや、学んだこと・成長したことはありましたか?

依田(先輩TA):学んだことは先ほどと同じで準備をしていくこと。用意をしておくことで迷わず実行できるようになります。

佐々木(先輩TA):TAをしたおかげで、一人でどんどん進んでいく人がいても、落ち着いて対応できるようになりました。

田口(現役TA):どんどん進んでいく人というのは1年生に対してですか?

佐々木(先輩TA):1年生もTAも、自分自身にも当てはまります。暴走してしまいそうなときに、一度立ち止まって冷静になる大事さを勉強できました。

粂川(現役TA):TAは4人体制のグループワークだからこそ学べることも多いですね。私たちの代までTAという制度があるのは、初代TAの皆さんがいたからこそだと思います。私たちも次の代に継承していけるよう発信していきます。本日は貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました。

TAのバトン特別インタビューはいかがでしたでしょうか。1年次には学生として授業を受け、その後TAを経験することで新たな発見や強みを見つけることができました。4年前に本学科に導入されたTAという制度が、進化や工夫を重ねながら受け継がれていることを実感したインタビューになりました。