Blog

(TAのバトン)特別インタビュー 2-2

※この記事は後半です。前半記事は特別インタビュー2-1をご覧ください。

こんにちは!ビジネスデザイン学科3年の杉山絢音です。

インタビュー後半では、先輩方が現在社会人として働く中でTAの経験がどのように生かされているのか、全体を振り返って、TAの経験は先輩方にとってどのような学びに繋がったのかをお伺いしました。

先輩方の経験談などを伺っていると、共感する部分もたくさんありましたが、それに加え私たちには言語化できていないような学び、TAで身につくスキルを知ることが出来ました。今回のインタビューを通して、このTAの経験から得たたくさんの学びや成長をもとにもっとたくさんのことにチャレンジし、そこで自分をさらに成長させ続け、私たちも先輩方のように社会で活躍したいという気持ちが強くなりました。皆さんもこのインタビュー記事から何かを得ていただけたら嬉しいです。

それではお楽しみください!

↓以下インタビューの続き(以下敬称略)

Q 社会人になった今、TA経験が活きているスキルを教えてください。

小林(先輩TA):私は相手を知ろうとする意識をもってコミュニケーションを取れるようになりました。今IT企業で働いているのですが、同期の4分の3が研修をオンラインで受けていてコミュニケーションが取りづらい状況でした。そこでオンラインで顔が見えないからこそ、自分から質問しないと相手のことは知れない、ということを実感しました。こうしたことも、TAの経験から、自分から聞けば相手も答えてくれることを学んだから、自分から積極的に話しかけることに抵抗がなくなったと感じます。

小山田(先輩TA):確かに!今もオンラインだと結構活かせることありますね。私は1年生の頃から色々なプロジェクトを経験してきたけれど、それらとTAでは何が違うのかを比較した時に、一番はいろんな人の目線から物事を見る力が身についたことだと思います。初めは私たちも1年生としてタクナルの授業を受ける側の立場だったけど、TAになって授業をする立場になったときに、1年生に対して「こんなリアクションだったらいいな」「こんな風に発表してくれたらいいな」という理想像を持ちながら授業を行っていました。しかし今社会人1年目として働き、再び “受け身”の立場になったときに、自分が人に何かを伝える立場をTAで経験しているから、マネジメント層の人たちが考えていることをイメージすることが出来るようになりました。その目線に立って仕事をすると同期と一線を画すことが出来るととても感じました。

宮田(現役TA):確かに!そう言われてみると私たちも普段の授業を受ける目線が変化したかもしれません。「あ、先生は今こういう意見や行動をして欲しいんじゃないか」っていうのがわかるようになったような…

杉山(現役TA):そうだね!お2人の話を伺って、自分達では意外と気づけていなかった成長が発見できたね。

小林(先輩TA):TAが終わった直後よりも社会人として環境が変わったときに、改めて自分の経験がこんな成長に繋がっているのか!と気づくことがあるから、2年後社会人として働き始めたときにまた違った発見があると思うよ。

杉山(現役TA):2年後がとても楽しみになりました。

小山田(先輩TA):うんうん、TAで終わらずたくさんの経験の積み重ねをしてみてほしいな。経験から身につけたものをどう伸ばしたいかとか、これを活かしてこんなことがしてみたいとか、1つの出来事に留まらずどんどん範囲を広げていくと自分が思いもよらぬところに行けたりするよ。

QTAを通して学んだことを教えてください

小林(先輩TA):「やってみてできないことはない」ということです。私自身もTAやる前は人前で話すことに苦手意識があったけど、そんな自分でもできたから、それをより実感しました。もう1つは、「お互いのことを知る重要性」です。やっぱりこの経験を通して、お互いの信頼関係が築かれる前と後ではやりやすさがかなり変わるということを感じたので、人とのつながりの中で相手を知ることは自分にとってもプラスになることを学びました。

小山田(先輩TA):私もその話にはとても共感!もしプラスで言うとしたら…「良くも悪くも自分次第」っていうことかな。今までは私がやらなかったことで損するのは自分だけだったからいいけど、今回のTAのような立場は私たちがやらないと損するのは1年生だから、やっぱり私たちが今できることを最大限やらなければいけないなという思いが強かったです。今社会人として働く中で、自分の仕事のゴールを自分で決められるなという感覚があるのだけれども、どこをゴールとするかはやはりTAの“答えのない解を探す”という経験があったから、自分なりの100%を決めてそこに進むということがTAの経験から一番得たことだと思います。

宮田(現役TA):ありがとうございます。小林先輩にお伺いしたいのですが、「やってみてできないことがない」とおっしゃっていましたが、TAの経験があったからこそ踏み出せたものは何かありますか?

小林(先輩TA):ゼミ長での経験かな…!ビジコンをやるにあたって、どうしたらみんながやりやすくなるかな?ということや、残り1年半のゼミ活動でどうしたらもっとお互いのことを知れるかな?などのことを意識するようになったり、具体的な方法を考えたりすることが出来るようになりました。

宮田(現役TA):なるほど!私も現在ゼミ長をしているので、もっと考える幅を広げていきたいです。

宮田、杉山(現役TA):本日はありがとうございました。貴重なお話をお伺い出来てたくさんの気づきを得ることが出来ました。この経験で得たことをもっと伸ばして、次の経験につなげていきたいと思います。本当にありがとうございました。