Blog
Blog
こんにちは!1年B組TAの杉山絢音、杉浦有美です!今回は私たちがメインの進行役を務め、新井優美と田口輝歩にはサブとして投票の集計をお願いしました!
さて、本日の授業では、前回チームで話し合ってもらった「ブラスバンドGIFTに浮上した問題解決策」の討論会を行いました!
いつものタクナルと違うのは、今回の発表が“討論形式”であるという点です。今までは自分たちの意見を発表するだけで終わりでしたが、今回は対戦相手チームから飛んでくる質問に対して即座に答える必要があるという、難易度の高いものとなっていました。
このワーク運営は私たちにとっても難易度の高いものであったため、TAで何度も話し合いたくさんの工夫をしました。
工夫①スライド資料の配布
今回は討論形式ということで質疑応答の時間がありました。
質問を考えるにあたってメモを取ることが大切になってきますが、相手の意見はその場で初めて聞くものであったため、ただの用紙だとメモをするべき情報が多すぎてしまい、結果話を聞くよりもメモを取ることに集中しすぎてしまうのではないかという予想をしていました。
そのため、今回は対戦相手の発表資料をお互いのチームに配布し、そこにメモを取ってもらいました。発表資料には相手チームの意見の概要が記載されているため、一年生の皆さんはしっかり話を聞きながらメモを取るべき内容だけとれていたこと、またその資料を見ながら質問を考えることが出来たことの2つのメリットがありました!
この工夫によって短い時間の中で相手チームの意見を深く理解することが可能となったため、自分たちの意見との比較やそれぞれの登場人物の分析による矛盾点への気づきに時間を費やせており、鋭い質問を考えることが出来ていました!
工夫②減点基準
今回のワークで苦戦したことは、とにかく時間が足りないということです。
限られた時間の中で全チームの討論を終わらせる必要があったため、今回は発表が長引いてしまうことは絶対に避けたいという思いがありました。また、今回のワークのメインは討論であり、質問が1つもでないという状況も避けたいと考えていました。そのため上記の2点について減点基準を設けました。
【減点基準】
・発表時間が2分半以下、または3分を10秒超えるごとに-20点
・質疑応答の時間に質問が出なかった場合は、質問を出せなかったチームの総合点が半分
この二点を設けた結果、当日はどのチームも減点なく、時間内に全チームの討論を終えることが出来ました!
さらに、初めは質問が出ない状況を避けるために減点基準を設けましたが、予想に反して質疑応答の時間にたくさんの質問がされ、どのチームも白熱した討議が行われていました!一年生の皆さんが今回のワークのためにたくさん準備をしてきてくれたことがとても伝わってきてとてもうれしかったです!
しかし授業を終えてみて、反省点が2つあります。1つ目は、振り返りの時間をきちんととることができなかった点です。1年生がメンバーそれぞれの発言や背景をしっかり分析して討論会に臨んでくれていたため、意見交換が活発に行われました。そのため、1組の持ち時間を超えてしまっても私たちが遮ることができず、全体的に押してしまう結果になりました。質問できる個数を決めたり、時には話を切って淡々と進行する力が必要だと感じました。
2つ目は、討論を聞いている人たちの対応です。討論を聞いているときにメモをする場所の指示をしていなかったため、教科書の隅に書いていたり、自分たちの討論の準備をしていたりする姿が見受けられました。授業準備の段階で、起こることを予測しそれに合わせた対応をするべきだったと思います。
今までは発表だったため、討論会という形式は初めてでした。メインの2人で、「GIFTの状況をしっかり分析しないと出せないような質問がたくさん出てくるといいね」と話していました。実際の討論を見ていると、「その解決策だったら、協力者はげんきでなくてもいいのではないか」、「こうじはこのページでこのような発言をしているが、周りを見て発言できている人物と言えるのか」などの質問がたくさん出て、私たちの期待以上の活発な討論会になりました。
授業後のアンケートで1年生からは、一人ひとりの意見を尊重しながら解決策に持っていくことが難しかった、相手の質問内容に沿った返答ができなかったという意見が挙げられました。一方で少ない情報量からの分析力や、相手の意見に疑問を持ちそれを適切な言葉で問う力を身に着けることができたという意見も多くありました。今回でプロジェクトは終わりですが振り返りの内容を見ても、1年生の成長が感じられとても嬉しかったです。
授業も残り1回となり寂しい気持ちも大きいですが、1年生と私たちTAが達成感を感じられるように最後まで突き進みます!次回の更新をお楽しみに!