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みなさんこんにちは!今井ゼミ3年の平田紗瑛です。
今回は、5月12日のゼミ活動中に行った「サステナビリティの企業ケーススタディー」についてご紹介いたします!
このケーススタディーでは、H&MやアディダスジャパンのCSRマネージャー経験を持つ、アンジェラ・オルティスさんにお越しいただき、ご自身のサステナビリティに関する活動についてのお話を伺ったり、Social ImpactやSustainabilityに関するディスカッションを行ったりしました。ゼミ活動中のお話は英語で、私たちの自己紹介や自分の意見も英語だったため、初めは皆緊張した面持ちでしたが、アンジェラさんの凛としつつも優しく温かい雰囲気のおかげもあり次第に和んでいたように思います。
今回ゲストスピーカーとしてお越しいただいたアンジェラさんは、H&MジャパンのCSRマネージャーをされている間、2000人以上の従業員のサステナビリティに対する意識を向上させることや、リサイクル・イニシアティブの店舗を拡大し、500トン以上の繊維廃棄物を削減するなどの活動を行っていました。また、アディダスジャパンCSRマネージャーとしてお仕事をされていた際には、海洋プラスチック問題の解決のための企画“Run For The Oceans”に取り組んでいました。
突然ですが、皆さんは自分が仕事などでミスをしてしまった際、どのような行動をとりますか?まずミスをしてしまったことを謝罪する・反省することは大切ですが、その後、ミスしてしまった自分自身を責めていませんか?(ここでいう「自分自身」とは、自分の性格などのことです。)
様々なお話しを伺った中でも、ミスをしてしまったときのアンジェラさんの対応は、ぜひ参考にしたいと思うものでした。仕事でミスをしてしまったとき、それも会社の経営に関わる大きなミスをしてしまったとき、彼女は自分自身を攻めることはせず、彼女ができる最善のことをしていました。大切なのはミスした時に落ち込むのではなく、どのように挽回するかだと強く感じました。
また、アンジェラさんが行った様々な活動の中でも私は“Run For The Oceans”がとても印象に残りました。“Run For The Oceans”は、参加者が10分走るごとに、プラスチックボトル1本分相当の海洋ごみをアディダスとパーレイに回収してもらえるという素晴らしい企画で、海洋ごみ問題の解決にスポーツを通して貢献するアイディアがとても面白いと感じました。この企画について後日友人と「社会課題の解決のために靴を売ることをダイレクトに行うのではなく、顧客がアディダスのシューズを買いたくなるようにさせるマーケティングを行ったことが上手だ」と話し盛り上がり、ビジネスを学ぶ学生として大変刺激を受けました。
今回のゼミを通して、サステナビリティだけではなく、リーダーシップやマーケティングなどについて学ぶことができたのが、とても大きな収穫だと感じています。
アンジェラ・オルティス (社会起業家・CSR専門家・著述家)
2011年の東日本大震災後にボランティア活動に参加したことをきっかけに地域再建のためのボランティア活動を開始。NPO「Place To Grow」を設立し、宮城県南三陸町の復興支援大使としても活動。2016年からは、さまざまな多国籍企業のCSRプログラムの活性化を推進し、従業員の教育やプロジェクト管理など、持続可能なビジネスの支援をしている。
2021年には、SDGsの教育と活性化をインターナショナルスクールや企業に助言するために「Stratechist Consulting」を設立。