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【前田ゼミ】まだやっているの? 開発した製品のテストマーケです

これが試作品第1号

 皆さん、こんにちは。
 非常勤講師の前田です。明日(3月16日)は本学の卒業式でして、当ゼミ最後の学生(6期生)が卒業します。だというのに、性懲りもなく?ご報告です。当ゼミとしてはこれが最後の投稿です。

 というのも、学生が設立した株式会社Tapirusで開発中の「Tapirus Milk」(仮称)の試作品第1号(写真左上)が完成し、3月12日に東京創業ステーションTAMAのご協力を得て、テストマーケティングを実施したからです。ハードウエアスタートアップは、ただでさえ難しいのですが、学生がゼミ活動の延長で何とかここまでたどり着けることをお知らせしたかったのです。

テストマーケの会場はこんな感じです

 Tapirus Milkは、ミルク育児をなさる方が、簡単に授乳時のミルクの温度を計測し、授乳量と授乳時刻とともにスマートフォンのアプリに送信、記録できることを目指す製品です。試作品は調布市のあき電器様に製作して頂きました。テストマーケティングは、東京創業ステーションがスタートアップ企業向けに提供してくださる支援の一つです。3月12日は、東京創業ステーションTAMAがある立川市のグリーンスプリングスの一角で実施させていただき、ゼミ生兼Tapirus取締役等(元です。就職に伴い、副業ができなくなる学生は辞任しました)の、井上希菜、菅安佳里、長嶋梨奈の3名が担当しました。

 テストマーケについて、井上は「子育て中・子育て経験者の方や製品に興味を持っていただけた方を対象に、実際に試作品を使用していただき、その使用感や子育ての経験談をお伺いしました。結果としては、想定の倍以上である43組の方々にご協力いただくことができました。今後、これをもとに製品の改良をしていきます」と話しています。天気が良かったのが幸いだったとは言え、散歩や食事がてら来ている見知らぬ方に声をかける3名の精力的!なアプローチは目を見張らんばかりで、東京創業ステーションTAMAの担当部署の方々も「過去のテストマーケで一番データを集めたかもしれません」とびっくりしていました。

試作品製作を受託してくださったあき電器の皆様。奥が稲垣美佐子社長

 企業が行う製品開発としては、緒に就いたばかりなのですが、それでもここまで来るには、ゼミの5期生から数えると3年かかっています。(詳しい経過は、このブログのハッシュタグで「前田ゼミ」を選択して関連記事を表示させてください)そのあたりのことを、6期のゼミ長でもあったは「2020年の知財から始まった私たちの製品アイデアですが、さまざまな方のご協力を経て、試作品の完成・テストマーケティングまで実現しました。試作品は5期生の先輩方がご縁を運んでくださったあき電器様に製作していただきました。あき電器の皆さまは、機械設計などに疎い私たちの意図を汲んで製作して下さっただけでなく、ご自身の育児経験などから機能の使いやすさなどを考えてくださり、私たちにとって最高の試作品パートナーです。また、5期生在学時から株式会社Tapirus のサポートをしてくださっている渡辺精工社の皆様も、試作品製作にあたって親身に相談に乗っていただきました。皆さまがいなければ、試作品としてアイデアが形になり、立川で親御さんたちにみていただくこともできませんでした。本当にありがとうございました」と振り返っています。 

 さて、です。ここからも一苦労です。この試作品を見て、本格的に製品化してくださるパートナー企業を探さなければなりません。ということで、ゼミ活動としては終了ですが株式会社Tapirusは継続します。5期生と6期生のうち、役員として残ることができる者が残ります。就職先の企業から、役員として残るのは避けて欲しいと言われても、無給かつ時間外での活動ならば大丈夫と言われて、活動を続ける学生もいます。長嶋は「2月から取締役を辞任し平社員?になりました。約1年間、取締役として主に経理の業務を担当してきました。Tapirus Milkの製品化を見届けたいという想いを内定先企業に伝えた結果、無給かつ時間外での副業という形で活動のお手伝いができる運びとなりました!引き続き無給なのに副業なのかな、とも思いますが…。冗談はさておき!育児をするお父さんやお母さんの生の声を大切に製品化に向けて取り組んでいきたいです」と話してくれています。

 テストマーケの結果を見ると、「ありそうだけどなぜか市場にない製品」「あれば使えるのになんでないの」と評価できそうですので、もうひと頑張りしましょうか、ゼミ生の皆さん。

テストマーケの会場で。左から井上、長嶋、菅