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「TAからの手紙~Season 3~:⑨伊藤愛(1A)」

皆さんこんにちは。
「TAからの手紙」9人目は1Aを担当した伊藤愛です。

★TAを志望した理由
私がTAを志望した主な理由としては、他大学では経験できないような貴重な体験への好奇心と、初めてのことに挑戦してみたいという気持ちが強かったからです。昭和女子大学には様々なことに挑戦するチャンスがたくさん転がっています。私は2年間の大学生活の間に、挑戦して良かったと思った経験と、反対に挑戦せずにチャンスを逃して後悔した経験の両方があります。TAへの挑戦も自分に務まるのかと不安と迷いがありましたが、少しでも興味を持っているのなら後悔のないよう挑戦してみようと思いました。
また、この挑戦を後押しすることになったのが授業を担当することを通じて1年生(後輩)の大学生活のサポートができるということです。特にコロナ禍でオンラインで始まった大学生活には多くの不安があったはずです。自分との出会いが1年生にとって少しでも心の支えになるのであれば、先輩としてTAに挑戦する大きな意味になると思いました。

★TAをやってみて
TAの活動を振り返ってまず初めに出てくる言葉は「大変だった」ですが、単にこの一言でまとめられるわけではなく、様々な思いや葛藤を抱いた3ヶ月間でした。
私がTAをする上で常に念頭に置いていたことは「正解も不正解もない」ということです。これは1年生のグループワークにももちろん当てはまることですが、私たちTAの授業運営に関しても同じことが言えます。それぞれのクラスの色があり、各グループの雰囲気も、一人ひとりの個性も異なります。TAを始めたての頃はAクラスの色や各グループの雰囲気について自分なりに勝手に正解を決めて、そこに持っていくためにはどうしたらいいのかを考えていました。しかし、私たちTAがすべきことは1年生の個性を尊重した授業運営であり、それがグループやクラスとして見た時に濁った色にならないように調整する役目なのだと気づきました。すると自然と声の掛け方も変わったり1年生の反応に敏感になりコミュニケーションが増えたりしました。正解がないからこそ、常にその時できる最高の状態を求めることができるようになりました。つまり私はこのTAの活動を通じて臨機応変な対応力が身についたと感じています。
最初にも書いたように本当に大変な3ヶ月間でしたが、それ以上のやりがいと達成感を得ることができました。またチームで協力して何かを成し遂げることの楽しさも感じました。それは一緒に頑張ってきたTAの皆んなと、授業に一生懸命参加してくれた1年生のおかげです。ありがとうございました。

(ビジネスデザイン学科のTAはアシスタントではありません。授業を1からファシリテーションします。)

★TAを目指す学生へ
少しでもやりたいと思っているのなら、やるべきです。挑戦してください。不安もあると思いますが一緒に頑張る仲間とサポートしてくれる先輩や先生方がいます。
TAの活動では、後輩に指導すること、先輩からアドバイスを受けること、先生方と一緒により良い授業運営を考えること、仲間と一つひとつの課題を解決していくこと、本当に多くの経験ができます。気付きや発見は経験したことからしか生まれません。1年生の授業を任されることは大きな責任も伴いますが、大学生のうちにたくさんのことを経験して、時には失敗して成長していくべきなのかなと思います。挑戦することを恐れないでください。
背中を押して欲しければ私がいつでも押します!気軽に相談してください。皆さんが悔いのない大学生活を送れるよう願っています。

★1年生へのメッセージ
3ヶ月間という短い間でしたが、とても楽しい時間をありがとうございました。
入学式直後からオンライン形式での授業となり、なかなか友達とも会えず不安を抱えながらの大学生活だったかと思います。しかし、この基礎ゼミを通してクラスの子と仲良くなれたというコメントが多くあり、TAとして、先輩として、皆さんの大学生活を少しでも楽しい時間にできていたのであれば嬉しく思います。
授業に関してはハイブリッド授業で乗り越えなければならない課題も沢山ありましたが、皆さんの協力に大変助けられました。授業内のグループワークや授業時間外での発表準備でも各々工夫し、回を重ねるごとに素晴らしい発表会にしてくれました。このハイブリッド授業でのグループワークを経験し成長した皆さんは今とこれからの時代に必要なスキルを手に入れられたのではないでしょうか。この基礎ゼミを通じて何が成長したのか、自分は何が得意で何ができるのか、ぜひしっかりと振り返ってみてください。私はTAとして見てきて、皆さんがそれぞれ成長したことを確信しています。
皆さんの大学生活はあと3年あります。楽しいことや大変なこと、様々なことがあると思います。そしてあっという間に時間は過ぎてしまいます。この基礎ゼミで出会った友人たちとお互いを尊重し刺激し合える関係でいれたらきっと素敵な大学生活になるはずです。何事も経験です。まずは間近に控えた留学がありますね。留学でもそれ以外の場面でも、課せられたことだけでなく、様々なことに自分から挑戦してみてください。皆さんならどんなことも乗り越えられるはずです。もし何かつまづきそうになったらいつでも相談に乗ります。そして、いつでもいつまでも応援しています!
皆さんと過ごした3ヶ月間はかけがえのない時間でした。私が皆さんと出会えたのも何かのご縁だと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします!

(最終回の授業後の様子。「ありがとう」「楽しかった」と伝え合った後の表情は1番最高でした。)

最後に、素敵な経験をさせていただき本当にありがとうございました!!