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こんにちは。今日は、「キャリアママ・インターンシップ」の取り組みをご紹介します。
これはグローバルビジネス学部の教員が、現代ビジネス研究所や大学職員と共同で開発したプログラムで、仕事で帰りが遅くなりがちなママやパパを、様々な学科の女子大生がサポートする仕組みです。
この対象は、本学附属の昭和小学校のアフタースクール(学童保育)を定期利用する子ども達です。具体的には、放課後からアフタースクール閉室までの指定された時間に、学生が保護者に代わって自宅まで子どもと一緒に帰り、原則、21時頃まで子どもの相手をします。その間、食事や身の回りの世話など学生ができる範囲で支援を行います。
家族と学生とのマッチングは、現代ビジネス研究所が相性やスキルを評価して訓練した学生を保護者に推薦します。学生はアフタースクールでボランティアをすることで、子どもとコミュニケーションを図ります。なお利用者の保護者・学生・教職員が、一緒に面談して契約する仕組みです。
単なるアルバイトとしてのベビーシッターではなく、仕事と子育ての両立に励んでいる様々な家庭を実際に体験し、短時間でもお話を伺うことで、自らの将来を意識する貴重な有償インターンシップの機会となります。ここに参加した女子大生の成長にはめざましいものがありました。お父さんが会社から帰るなり、スーツの上着を脱いで、速やかに晩ご飯を作ることを見て、自分の無意識のバイアスに気がついた学生もたくさんいました。
当初は現代ビジネス研究所が自ら運営をしていましたが、規模が拡大するとともに、ポピンズグループのポピンズシッター(旧スマートシッター)と提携して事業を行なっています。現在はコロナ渦のため、一時的に休止していますが、状況が改善されれば、速やかに再開する予定です。
(現代ビジネス研究所 八代尚宏・小森亜紀子)