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ボストンSA活動記録(Biz21)

こんにちは!ボストンSAです。

今回はボストンSAの活動記録をご報告したいと思います。

ボストンSAとは、Boston Student Assistantの略でオンライン留学をしていた2年生と3年生のサポートをすることを目的とし、今年度新しく設けられました。メンバーは昨年度にTAを担当した10名です。

ビジネスデザイン学科では大学2年次の前期にアメリカのボストンへのカリキュラム留学が用意されています。
今年度はビジネスデザイン学科2年生と、去年度に渡米することが叶わなかった3年生が「昭和ボストン」のGlobal Business Program(すべて英語、20単位分)を完全オンラインで受講しました。

オンライン留学中は授業はもちろんのこと先生との連絡、ボストンにいる職員の方々とも英語でのコミュニケーションとなります。授業もパソコンと向き合って1人でお家で受講する環境のため、心細いと感じる学生さんが多かったと思います。そのような想いを軽減するべく、私たちSAと学生間でのコミュニケーションは日本語を使用しました。

英語ではなかなか自分の悩みを打ち明けらない、オンラインの環境下で誰にも相談することができないといった学生にとって、SAという存在が心の拠り所となってもらいたいという願いのもと、日本語を使うという決断に至りました。

具体的には、担当セクションの学生と週に1度オンライン上で集まり、近況報告や困っていること、相談したいことなどを話す機会を設けました。世田谷キャンパスの先生とSAとのミーティングで情報を共有し、ボストンオンライン留学中の2,3年生が充実した留学生活を過ごせる環境づくりに努めました。

Biz21(2年生)担当のボストンSAメンバーからのコメントをお送りします。

Section1-3担当(小林千夏)
今回はオンラインでの留学だったため、学生1人1人がどんな状況で留学に臨み、どんな不安や悩みを抱えているのかを自分の目で確かめられないことが課題でした。 そのような環境の中で、週に1度のZoomでの相談会やLINEでの会話を使い分けながら一人一人との関わり方を工夫し、自分なりにできることを探しました。 「対面だったら隣の友人にすぐに聞けることが聞けない」「周りの様子がわからない」「(オンライン留学だが)せっかくなら英語力を伸ばしたい」というオンラインならではの声を何人かの学生から聞きました。自分の留学の経験を活かしつつも、自分だったらと学生の立場で考え、かつ解決策を教えるのではなく解決策を導く「手段」を伝えることを意識し、私自身も客観的に考える力を身につけられました。

Section4担当(山田沙英)
私の担当のクラスでは、かなり自立した学生が多く本当に感心しました。自分たちで考えて行動することが最初からできている、その積極性や行動力にとても驚きました。今後大学生活を送る上でこれらのスキルはとても大切なので、沢山活用してほしいなと思います。私自身としては、2年生の立場になって考え、ミーティングで話すときやSNSで連絡するときは簡潔な内容にするように心がけました。最後のミーティングでは学生から成長できた点や反省点を直接聞くことができ、良かったです。半年という短い間でしたがありがとうございました!

Section5担当(石川夏綺)
私の担当クラスでは、初回からオンライン留学に対して前向きに捉えている人が多く、不安な点・相談なども多くありませんでした。授業に関して、分からないことがあればボストンSAに聞くだけではなく、現地の先生にすぐ聞くよう促すことを心がけていました。相談ごとはクラスの皆で共有し、自分達で現地の先生にメールをするなど、自分達から積極的にアクションを起こす力が飛躍したと実感しました。また、TAで担当していたクラスの子とも、就活の話をしたり、オンライン留学の話をしたりして、久々に連絡をくれたことも嬉しかったです。

Section6担当(増渕桃花)
私の担当クラスは14名いたのですが、全員参加のミーティングで14名の不安や悩みを聞くことはできない(皆が見ている中で本音を話すのが苦手な人もいるのではないか)と判断し、個人面談に切り替えました。一対一でお話をすることによって2年生一人ひとりの不安や悩みを聞くことができたと思います。また、一対一でお話をするからこそ2年生との距離も以前より縮まった気がしました。最終のSAミーティングが終わった後「相談に乗ってもらい、オンライン留学を頑張ることができました」「自分はあまり思っていることを誰かに相談しないタイプでしたが、先輩との個人面談の時は素直に話せて気持ちが楽になりました」などのメッセージをいただき、本当に嬉しかったです。最初の方は「授業についていけない…」「先生が何を言っているかわからない…」と言っていた2年生が、最終のミーティングで「最後の方は余裕があった」「授業が終わるのが早かった」「英語力は伸びてないけど大変な物事に対して、やり切る力がついた」と成長を実感している発言をしていたので、私自身もとても嬉しかったです!

Section7担当(小山田みやび)
今回はオンラインでの留学となり、多くの学生が自分自身のモチベーションの調整を行うことが難しかったと思います。オンライン留学の価値を見出す力をどう身につけてもらうかが私にとってこのSA活動を行うにあたっての目的でした。留学前、留学当初は「自分のやりたいことが叶わなくなってしまった」という声が多く挙がっていましたが、いざ留学が始まると オンラインで自分の留学生活を有意義なものにするにはどうすれば良いのか、このトキを楽しむためにできることをやろうという声が聞こえ、とても嬉しかったことを覚えています。苦しくて大変だと感じていた思い出も、半年後1年後に振り返るときっと良い思い出になっているはずです。(実際私がそうでした)この半年間、頑張った自分を沢山褒めてください。本当にお疲れ様でした!