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【前田ゼミ】世田谷区の企業の経営分析

 皆さん、こんにちは!前田ゼミ6期生の鈴木裕蘭です。
 今回は当ゼミの3名(鈴木裕蘭、舟山涼香、古林真依)で行った、データ分析について紹介します。

借入金の使途に関しての比較

 私たちは、2020年11月から世田谷区産業振興公社様より、世田谷区内企業の経営データ分析をゼミとして委託を受け、新型コロナウイルスの影響で緊急融資を申請した企業約6000社の内、サンプリングを行った350社の経営データ分析に取り組みました。

 この記事では、「分析で苦労した点」と「分析結果から分かったことで、興味深く感じた点」の2点から、データ分析を担当した3人のコメントを紹介します。(五十音順)

「分析で苦労した点」
 鈴木裕蘭:詳しく知りたい内容に応じて、どの分析方法が適切なのかを模索していくことが難しかったです。Excelには用途に応じた様々な機能があり、使い方を理解することに時間がかかりましたが、今後に生かせる経験をすることができました。

 舟山涼香:分析手法を理解し、活用するべきデータを見つけるということが難しかったです。データを集計して、理解して、傾向を探るという一連の作業の経験は、今後、様々な場面で活かしていけると思います。

 古林真依:何の分析について詳しく知りたいかを決めて、それを明らかにする分析方法を考えることが難しかったです。何回も試行錯誤をして納得のいく分析結果を得ることが出来ました。

「分析結果から分かったことで、興味深く感じた点」
 鈴木裕蘭:融資を必要としている企業を業界ごとに分析した結果、売上減少率や流動比率の観点から、どの業界が本当にコロナウイルスによって大きな影響を受けていたのかが明らかになった点です。

 舟山涼香:売上高の上位下位20%ずつを抽出して比較することで、業界別の比較だけでは見えてこなかったデータの傾向を知ることができた点です。

 古林真依:どの業界が融資を必要としていたのか、その融資の理由は何なのか、いくら融資したのかが明らかになったことです。業界ごと、法人・個人によっても差があった点です。