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社会人基礎力育成グランプリ 基礎ゼミTAチームが優秀賞を受賞!:②小山田みやび

 みなさん、こんにちは!今年度、1-CのTAを担当しました小山田みやびです。
 2月16日に開催された「社会人基礎力育成グランプリ」に、今年度のTA12名のうち3名で構成したTAチームで出場し、北海道・東北・関東地区大会で優秀賞を頂きました!
 今回はこの大会に対する私自身の感想をご報告します。

*グランプリへの参加を決めた理由

 我がビジネスデザイン学科のTA制度を発信したいと思ったことが第一の理由です。

 今年度のTA活動は、一昨年・昨年と異なりオンラインでの実施となりました。今年度だからこそ起きた課題が多くあり、オンラインならではの工夫点が沢山ありました。そのことを是非、外へ向けて発信したいと思い、この大会に出場したいと思いました。

 また、1年生の時に同じ仕組みの講義を受けたことで、私自身、自主性や協調性が強化されたと実感しています。他大学はこれらの力をどのように成長させているのか。どのような取り組みを行っているのかを知りたいと強く感じました。

*参加をしてみて

 核心の付いた言葉選びに苦闘しました。こんなにも内容の濃いTA活動の説明を項目ごとに約150字にまとめるのは大変でした。1年生の学びを軸とするか、3年生を軸とするか、それとも両方か。メンバーと灘さんとで何度も話し合いを重ね、最終的には3年生を軸とすることに。自分達が納得できる文章を作れるまで、言葉を付け加えては消しを繰り返しました。

 本番ではプレゼンターを務めました。久しぶりの10分間1人喋り。「伝える」プレゼンではなく「伝わる」プレゼンを目指し、聴いている人に飽きさせないような発表をすることに努めました。

 グランプリ大会本番では、私たちの前の団体の方々の発表を聞きながら、声のトーンや声質を調整。本番では声のトーンを上げ、息を少なくして喋りました。(微々たる差かもしれませんが…笑)

 ということで、ダイジェスト版の発表内容をご紹介します。


『教え、教わり、学ばせ、学ぶ。』~学生間でバトンをつなぐ、新しい教育の形~

 大学1年生の課題解決を助けるために存在するTA。「チームの仲間と1つの課題に向き合い、自分だけでは考えもしないような解決策が生まれることを実感する」。TAはこのことを1年生に教えながら自分たちも学んでいくことを目指しています。

 授業当日の役割は主に4つ。授業の進行役やブレイクアウトルームを作成するZoomのホスト、グループワークの際に1年生がきちんと活動しているかをチェックする役があり、これらは各授業ローテーションで役割を担っています。

私たちTAの仕事は3つの段階(準備・本番・振り返り)に分けられます。準備段階では「アイデアを形に」、本番では「限られた時間内で最大の学びを提供」、振り返りでは「受講者の『心の声』に耳を傾ける」これらを意識して授業を運営しています。

TAの悩みの観点は自分自身に関するものから1年生へと変わります

 1年生でタクナルを通してグループワークの基礎を学ぶ。2年生でボストン留学やプロジェクト活動を通して自主性や協調性を強化する。そして3年生になったら、自分達の経験を踏まえつつ1年生にグループワークの基礎を教える。学生が学生にバトンを渡し、学科という大きな規模感でこの持続的なサイクルを回しています。

 1年生の学びを助けながら自分達も成長するこのTA活動は社会人になってからも再現性が高いと言えるでしょう。


ビジネスデザイン学科の持続的な学びのサイクル

*今後に向けて

-これからも伸ばさなくてはいけないスキルは「考え抜く力」

 深いところまで考えるためには、ゾーンに入らないと考えることができないことが現状です(友達にもよく言われます)。「考える」って頭をフル回転にするので、とても疲れます。ですが、疲れるけど楽しい。自分の言葉の引き出しのなさを痛感する時もあれば「自分おもしろいこと考えつくじゃん」と思う時もあります。今回「考え抜く力」が書類審査時にとても求められました。プレゼンのラフ案を見せあった時に他のメンバーの内容に比べて内容が薄かったと痛感しました。

 自分のやる気が出るまで考えることを逃げていたら、チャンスを沢山逃してしまう。社会人になると限られた時間内に最大のパフォーマンスをすることが当たり前になるでしょう。時間をかけて良いものができるのは当然のこと。短い時間でも相手の期待値、もしくは期待値以上の成果を出すことができるかが大切であると感じます。今回の経験を通して鍛えられた「考え抜く力」をより強化させていきたいです。

 このような貴重な経験を用意してくださったリアセック社の灘成昭さん。一緒にTA活動の魅力を言語化し、色々な角度から発表内容をブラッシュアップしてくれた小林さんと天沼さん。本当にどうもありがとうございました。これからもよろしくお願いします。