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こんにちは、長屋ゼミ3年の淺岡です。私達は11月25日に、昭和デジタルスクエアにて、 2030SDGs公認ファシリテーターの佐藤彰さんをお呼びして、SDGsカードゲームを開催しました。
SDGsカードゲームとは、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。SDGsについて細かく勉強するゲームではなく、「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」、そして「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を実際に体験して理解するためのゲームなので、楽しみながらSDGsの本質について理解を深めることが出来ました。
SDGsカードゲームのルールはとてもシンプルで、与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行いながら自分のゴール達成を目指すというものです。しかしプロジェクト活動を行うためには、世界の状況に注意しながら行う必要があります。この世界の状況とは、参加者全員で創り出す経済、社会、環境の3つの世界状況を表しています。
私達の結果として、前半は参加者それぞれ自分がゴールすることだけに意識してしまい、経済はとても潤いがありましたが、環境は悪化、社会は貧困の差が激しい最悪な世界を作り出していました。
中間のフィードバックを通して、ファシリテーターの方に今の世界の状況を写真を通して発表して頂きました。その現実を目の当たりにしてからの後半は、皆の意識が変わり、「バランスの取れた世界状況にしよう!」「環境や社会をもっと良くしよう!」と言った声が多く上がりました。その結果、最終的には経済、環境、社会と、バランスの取れた世界を創り出すことが出来ました。
一方で世界の状況にばかり捉われてしまい、自分のゴールを達成出来なかった人が多くいた結果となりました。これは世界に焦点を当てたらバランスの取れた良い世界なのかもしれませんが、実際にそこに住んでいる人に焦点を当てたら、それぞれが不満を持っているのと同じ事です。この結果から、SDGsが定めている”誰一人取り残さない”という原則の重要性に改めて気付くことが出来ました。
このSDGsカードゲームを通して私が感じたことは、SDGs一つ一つの目標の繋がりと、見える化の重要性です。
このカードゲームを通して体験したように、何かひとつのプロジェクトを行うと、経済、社会、環境、どれかしらの犠牲を伴うことになります。だからこそこの3つの側面を1つのものとして考慮し、全ての目標を一緒に達成する必要があります。SDGsは一つ一つの目標がありますが、それぞれのステークホルダーが話し合い、皆が納得し、それぞれが利益を得られるようなゴールを共に目指すべきだと感じました。
また、ゲームの中間レポート時に現状の写真や動画を見て皆の意識が変わったと同じように、SDGsも、達成状況や世界の現状を自分の目で見て感じる事が重要だと感じました。見えるものを通して得る自分の感情を大切にし、これを動力に、自分事としてSDGs達成へ向けた行動を起こすべきだと思います。
私達もSDGsをより自分事と捉えられるよう、更なる学びを深めていきたいです!