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こんにちは。薬袋ゼミ3年の貢宇佳です。
10月から後期の薬袋ゼミの活動がスタートしました!
薬袋ゼミでは、後期も前期に引き続き、井関産業株式会社と協働し、「ラコルベイユ・ブランドレゾナンス創造プロジェクト」に取り組んでいます。後期プロジェクトのテーマは、「流通の変化に即したブランドプロモーション」で、ネットとリアルのブランドコミュニケーションの在り方と流通との関係を考えます。昨今のコロナ禍での顧客側と流通側の変化を検討することは、これから社会人となる私たち大学生にとっても大きな意義があります。
プロジェクト活動では、ネットとリアルのブランドコミュニケーションを分析するために、コロナ禍で生活様式ならびに購買様式が激変を見せた顧客側の変化を調べ、流通との関係を探っていきます。今回の授業では、対面・セルフ・ネットというコミュニケーションタイプの異なる3種類の販売方法について調べた各チームが、新型コロナウイルス前後における顧客側と流通側の変化についてオンラインでプレゼンし、お互いに報告し合いました。
【対面販売班】
流通側の変化は、顧客との接点減少による売り上げの大幅な減少、テイクアウトやデリバリーが主流のビジネスモデルへの転換、オンラインと融合した新たなサービス提供への取り組みがありました。顧客側の変化としては、娯楽消費の増加、行動範囲の縮小、外食減少に伴う自炊率の増加等を挙げました。
【セルフ販売班】
流通側の変化は、コロナ禍の外出自粛による全体的な売り上げの減少はあったものの、巣ごもり消費による生活必需品や暮らし関連品の需要の高まり、ウイルスの影響による衛生関連商品需要や健康志向の高まりによる売り上げの増加がありました。顧客側の変化としては、暮らしへの関心の高まりやまとめ買い需要の増加、ネット購入の増加を挙げました。
【ネット販売班】
流通側の変化は、ネットショッピングの全年齢別利用率・利用者数の上昇に伴う売り上げの増加がありました。衣服・娯楽品に関してはネットビジネスの急激な成長が見られました。顧客側の変化としては、EC移行・ネットショッピング需要の高まりとともに、店頭での食品・日用品購入のニーズが依然として高いことを挙げました。
今回のプレゼンでは、各班が業界団体別統計や商業動態統計等のデータも参照しながら膨大な情報を集め、それぞれの販売方法における顧客と流通の変化が明確になりました。各班の発表を受けて、コロナ禍でも生鮮食品や日用品を店頭で購入したいという顧客が一定数存在しており、コロナ禍でも対面販売の需要があることがわかりました。これらの情報をもとに、次回のプレゼンでは、アフターコロナのブランドコミュニケーションを考え、激変を見せた生活様式ならびに購買様式の変化が一過性のものなのか、継続性があるものなのかの本質を見抜き、ラコルベイユが展開する3つの商品カテゴリー別に当てはめたプロモーション施策を提案します。新たなチームのもと、前期で得た学びも生かしながら、オンライン上での結びつきを強めていきましょう!
今回の授業では、東進ハイスクールの撮影が入り、ゼミ生3人へのインタビューを行いました。東進ハイスクール様からの「プロジェクトゼミナールを通じてどんな成長がありましたか?」という質問に対して、ゼミ生の石川夏綺、石橋菜那、柳本華奈が回答しました。ゼミ生は、「プロジェクトゼミナールを通じて、マーケティングを現実的にビジネスに生かせるようになった」や「様々な企業のビジネスモデルやプロモーション施策を学び、当事者意識や探求心・向上心を持って企画を考案できるようになった」と回答しました。オンライン上という新しい大学生活の中でも、ゼミ生は着実に学びを得ることができています!