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【湯川ゼミ】ifLinkオープンコミュニティ:ビジネスアイディアを発表

こんにちは。湯川ゼミ3年の岩本真理です。私達は東芝と東芝デジタルソリューションズが発起人となって今年の3月に設立した「一般社団法人ifLinkオープンコミュニティ」の会員になっています。ifLinkオープンコミュニティは、様々な企業・団体に所属する人々がその垣根を超えて「誰もがカンタンにIoTを使える世界」の実現をビジョンにしています。具体的にはIF-THENカード(もし~なら、~する)を組み合わせて、写真を撮るだけで、誰でも簡単に新たなIoTシステムを生み出すことができます。私達もこれまでゼミ活動の一環としてコミュニティに参加してきました。

8月末に行われた「ifLink Open Community Festival 2020 Summer」というイベントでは、KDDI株式会社様の「ライフシーンに溶け込んだ近未来のワークスタイルの変革」というテーマでの新たなサービスの募集に応募したところ、応募数44件中3団体5案のうち一つに選ばれ、京セラ株式会社様などと共に私達の考えたビジネスアイディアを発表する機会に恵まれました。

私達が提案した2案を紹介します。

1つ目はカフェ店舗毎の人口密度、にぎやかさを計測したら(IF)、情報がクラウドに送信されリアルタイムで店舗状況が把握できる(THEN)というものです。カフェを利用する頻度が高くなりましたが、雰囲気や設備によりモチベーションや集中度が変わるので、事前に店内の状況や雰囲気を知ることは重要です。人感センサーとクラウドサーバーを使って自分の利用目的に合ったカフェを事前に探せたら便利になるのではないかと思い考えたアイディアです。

適切なカフェを選ぶには…

2つ目は脳波センサーで疲れや眠気を感知したら(IF)、IoTデバイスから音楽や香りが出る(THEN)というものです。誰もが経験する勉強や仕事中の眠気と疲労に焦点を当てました。疲れや眠気を自動的に感知し、自然と集中力を上げてくれたらうれしいと思います。「眠くなるのは仕方ない」と諦めずに、頑張る人をサポートするサービスを考えました。

会員企業の方からどちらも現在学生が求めていること、困りごとの「生声」が反映されていると評価をいただきました。

私達はこれらの案を考えるにあたり、自分たちの経験と大学での学びから利用場面を何度も考えました。中には現在の技術を組み合わせれば実現できるものもあり、IoTが拓く未来の可能性を広げられました。ネットワークや通信は目に見えないからこそ自由に変革でき発想の幅が広がることを実感します。また、複数の企業の方や他大学の学生と議論を通しアイディアを生み出す方法やプレゼンスキル、オンライン上でのミーティングの進め方など実践的な学びが多くありました。このような機会をいただいたifLinkオープンコミュニティの皆様に感謝致します。