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新入生のみなさんへ(教員からのメッセージ④:藥袋貴久)

 新入生の皆さん!はじめまして。
私は、1年生のCA(クラスアドバイザー:1B)を担当します藥袋貴久(みない たかひさ)と申します。知らないと読めない珍しい苗字ですが、是非覚えてください。

私の専門領域は、マーケティングです

私は、かつて新規ビジネスの企画・マーケティングの実務に携わった経験を活かしつつ、マーケティング戦略を専門領域として研究しています。マーケティングというのは、顧客に向けて価値を創造し、表現し、実現していくための仕組みづくりを考えていく総合的で実践的な学問です。

ビジネスデザイン学科では、経営・経済の学びの全体像を「ビジネス5つの知」と呼んでいますが、1年生は、早速、その基礎となる6つの必修科目の履修が始まります。これらは、「組織とマネジメント」、「ビジネスと会計」、「ファイナンス基礎」、「マーケティング論」、「経済学の理論」、「世界の経済事情」の6科目ですが、皆さんは、学年の半数ずつαグループとβグループに分かれて、前期に3科目、後期に3科目を履修することになります。そのうち、私は「マーケティング論」を担当しますので、αグループの皆さんとは、すぐに講義でお会いすることになるでしょう。

大学生活の第一歩は皆さんの手で!(学科とネットでつながってください)

新型コロナウィルス感染防止の観点から、現在、大学では、学生の構内への立ち入りを禁止しています。直接対面ができない中で、ご不便をおかけしていますが、皆さんが大学生活の第一歩を進めて頂くためには、何よりもまず「インターネットやスマホを介してビジネスデザイン学科とつながる」ことが必要なのです。

現在、学科から皆さんにさまざまな連絡が発信されており、当面は講義もオンラインで行われることになります。それにあたり、皆さんは「UPSHOWA(大学ポータルサイト)」と「SWU Mail」を使いこなしていかなくてはなりません。UPSHOWAには、担当CAからもメッセージが掲載されています。

まだログインが済んでいない方は、「UPSHOWAとSWU Mailでつながろう!」を参照して、すぐに始めてください。

大学は最後の学校であり、社会の入口です

新入生の皆さんは、ビジネスデザイン学科の8期生になります。この3月には4期生が学び舎を巣立っていきました。ビジネスデザイン学科卒業生の職業選択には、次の特徴があると思っています。

①企業規模の大小に捕らわれず、自分の個性を活かせるような「職種」を選択していること
②自分の進路にこだわりを持ち、自分の才能を活かすことができる就職先を「開拓」していること
③仕事の幅が広い「総合職」志望が強く、例年約半数が「総合職」を選択していること

大学は、皆さんにとって最後の学校(さらに研究を進めたい方には大学院進学という進路があります)であり、また社会への入口です。卒業生たちは、学科での講義や各種留学プログラム、社会とつながるゼミでのプロジェクト(例:藥袋ゼミの活動)など、ユニークな経験をフルに活かして、希望就職先とのマッチングを果たしてきました。新入生の皆さんは、「基礎演習」の授業の中で3年生のTA(ティーチングアシスタント)と接する機会がありますし、この学科ブログには、先輩たちの多様な活動が記録されていますから、自身の大学生活や進路を考えるきっかけとして参照してみてください。

苦難の時期を生きる同時代人として共に乗り越え、共に学ぼう!

国と社会を挙げて新型コロナウィルス感染防止に取り組む中、2020年度が始まりました。患者の回復を願いつつ、今まさに最前線で病と闘う全ての人々に敬意を表したいと思います。

皆さんは、自身のみならず、ご家族・友人においても「感染しない・感染させない」ための行動をとり、政府・自治体・大学からの情報を積極的に参照して、健康・安全に留意した生活を送りつつ、大学生としての勉学をスタートさせる準備を進めていきましょう。

危機においては、独立した個人として、今「為すべきことを為す」その先に、陽はまた昇ります。そして、一度始まったことは、いつか必ず終わるもの。こんな当たり前だと思うことさえ、日々刻々と変わる情報や、人々の不安・焦燥の渦中に身を置いていると見失ってしまうものです。

新型コロナウィルス蔓延とその対処の経験は、その後のビジネスのあり方や人々の行動をも変容させてしまうような歴史的インパクトをもたらすかもしれません。同時代を生きる皆さんと共に乗り越え、共に考え、共に学んでいきましょう。