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皆さん、こんにちは。当学科のPR担当教員の前田です。
当学科の初年次教育科目であるグローバルビジネス基礎演習(通称:基礎ゼミ)で、3年次在学の学生を選抜してティーチング・アシスタント(TA)に採用し、PBLメソッドの講義を担当してもらっていることは、このブログで何度も紹介して参りました。前期一杯で彼女たちの「仕事」は終了しました。
PBL形式の講義を運営することは、教員にとっても低くないハードルです(すくなくとも私にとっては)。TAたちが、その高いハードルをどうやって乗り越えてきて、何を得たのか。TAを目指す後輩や、自分たちが運営した講義を受講した学生に贈る言葉とともに、書いてもらうことにしました。題して「TAからの手紙~1年基礎ゼミを担当して~」。初回は1Aを担当した小原詩歩さんです。
◆前期を振り返って
私がTAに立候補した1番の理由は、コミュニケーション能力をつけるということでした。私は、普段から受け身でいることが多かったので、TAになることで積極的に自分から話しかけるという力を身につけられるのではないかと思い、志望しました。そして、実際にTAをやってみて、コミュニケーション能力が向上したのではないかと思います。コミュニケーション能力が向上したというより、自信を持てるようになり話しかけられるようになったという方が正しいかもしれません。また、大きな声で適度な速さで話すことも習得できたと思います。前までは、アルバイト先で接客をする際に早口で話していたのですが、今は落ち着いて話せるようになったことを実感しています。
ここ最近でTAをやった効果が現れたと思った場面は、インターンシップ先での発表時です。自分から発表者をやりますと名乗り出られたことと、「前置きがあって発表の流れが一番分かりやすく、内容が入ってきやすい」と担当者の方から褒めていただいたことはTAの効果ではないかと思っています。TAでメインを務めたときには、1年生にいかに分かりやすく伝えるかを考えて話していたので、インターンシップのときにもその力が活かせたのではないかと思います。
◆TAを担当して良かった点
90分間という長い間、人前に立つという経験はなかなかできないので、経験できて良かったと感じました。また、前述したように自信を持てたことや、話すスキルを向上できたことは嬉しい成長です。1年生が一生懸命、発表している姿を見て、自分自身も多く学ぶものがありました。というのも、40人近くの1年生を見ていて、一生懸命やっていることやモチベーションの度合いは思いの外伝わるということが分かりました。だから、今後も、自分を見ている人には何かが必ず伝わると思うので、何事にも率先的に取り組もうと思います。そして、1年生が成長していく姿を見られたときには、とてもやりがいを感じました。
また、TAを通して、自分の短所を直すというより、自分の強みをどう活かしていくかを考えようという風に変わりました。今まで、自分の短所に目を向けがちでしたが、他の1AのTAが自分に足りない部分を持っていたので、そこは他のTAを頼りにして、私は自分ができることを最大限にやろうというモットーで動けました。
◆TAを担当して苦労した点
最初の頃はとにかく緊張していたので、話すことでさえも苦労していたと思います。また、タイムマネジメントにとにかく苦労しました。時間に余裕がなく、フィードバックの時間を削ることが多かったので、これが課題だと感じました。最後に、臨機応変な対応が必要という点です。1年生からどのような意見や質問があるかは予測できないので、その場で適切な返しをしなければならないということは大変だったと感じます。40人近くの1年生の前でその返しをしなければならないことから、自分の発言には大きな責任が伴うと感じていたので返答に迷ったことが多々ありました。
◆TAに必要なもの
やる気と向上心だと思います。自信や話すスキルは、TAを通して身につけられると思います。しかし、やる気と向上心がないと何も得られないままTAを終えることになると思いますし、1年生の心も動かせないと思います。
◆TAで身につけたものを今後どう活かすか
グループディスカッションやプレゼンテーションで話すスキルは活かせると思うので、どんどん使っていきたいです。また、自信を持てたので、前向きに就職活動ができそうです。
◆TAを目指す後輩へ
私はTAをやって良かったと心から思っています。貴重な体験ができたと感じていますし、自分自身でも分かるくらいに成長できたと思います。だから、TAをやるか迷うくらいだったら、挑戦すべきだと思います。というより、何事も迷うくらいだったらチャレンジする方が成長の機会を多く得られるということを、私はこの大学生活で学んだので、さまざまなことにチャレンジしてください!
◆1Aのみなさんへ
前期の間、ありがとうございました。最初のうちは、みんなからの緊張が伝わってきましたが、回数を重ねていくうちに堂々と発表できるようになっていたと思います。また、ユニークなアイディアや面白い意見が多く出ていたので、私自身も新たな発見があり、みんなから学ぶものがありました。今回、学んだことをボストン留学やプレゼンで活かしてくれたら嬉しいです!