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こんにちは。飛田ゼミの加藤です。
私たちは10月11日に準大手ゼネコンの「安藤ハザマ」に人事部長の栗田誠さんと社長室人事部担当課長の大島実穂さんを訪問しました。現在、国土交通政策研究所と飛田ゼミとの共同研究を行っており、女性の活躍を推進している会社がどのように働き方を改革して業績を上げているかをヒアリングするためです。
安藤ハザマでは20年前から女性総合職を採用し始め、積極的に女性の採用を拡大しようとしています。配偶者同居支援制度やJobリターン制度など、女性が退職せずに働き続けるための制度を積極的に導入している会社です。大島課長のお話では、PRが地味なのでそのことが社会で十分認識されていないのが残念だとのことでした。
育児休暇が1ヶ月間有給として扱われます(通常は無給が多い)。女性だけでなく男性も取得することができます。1ヶ月間の取得が難しい人にも3回まで分割が出来るなど、夫婦が協力して育児期を乗り切ることが出来る(女性が辞めなくて済む)素敵な制度だと感じました。
9割が男性であるため、女性が活躍するためには男性の理解と意識改革が重要です。これまで女性社員を部下に持ったことがない男性上司に向けて、セミナーや啓発・研修を行うことにより、職場環境や働き方は着実に変わってきているそうです。
大島課長が昔施工現場で監督していたころには女子トイレがないのが普通で、言い出せずに大変な思いをされたそうです。しかし、決心して申し出てみると、会社の理解は素早く、安藤ハザマでは現在約8割の現場で女子トイレが設置されています。これは他社と比べると非常に高い数値だそうです。
女性の活躍には周りの理解と協力が欠かせません。しかし会社にその意識と意思があれば着実に進展していきます。会社の中で先頭を切って活躍されている大島課長がとても素敵に感じられた一日でした。