早まる就活に備えよう　3年ゼミで企業研究

教員の本合です。

ビジネスデザイン学科の学生は、3年生から興味のある専門分野を選択し、ほとんどの学生が各教員が担当する少人数のゼミに所属します。

通常はゼミごとに異なる内容を学んでいきますが、先週のゼミでは複数のゼミの共同開催の形とし、早まる就職活動への準備を行いました。

学生の就職活動に関する執筆や情報配信、全国の大学での講演を数多く担当され、就活関連書籍の執筆も多い東洋経済新報社 編集委員の田宮寛之様をお迎えし、「成長業界と企業研究法」という内容でゲストレクチャーをお願いしました。

前半は、世の中の動きを踏まえて、

①世界的な人口増加

②国内の少子高齢化

③環境問題の深刻化

④インフラ整備

⑤ウイルスへの対応　

の観点から注目すべき業界や成長が期待できる会社についてレクチャーを受けました。

例えば、輸送関連ビジネスの一つに鉄道業界がありますが、鉄道ビジネスには車両を作る会社、信号を作る会社、改札機を作る会社があり、またそれぞれの部品を作る会社があります。普段目に触れない会社の中にも注目すべき会社がたくさんあることを実感しました。

後半では就活において『会社四季報』のどこに注目するのか事例をもとにお話しいただきました。会社四季報は辞典のような本でたくさんのデータが記載されていますが、就活ではたった4か所だけ注目すればいいのだそうです。実際に会社四季報を執筆している記者でもある田宮様からのお話はすぐにでも実践できる内容にあふれており、とても有益な講義でした。

夏休みが始まります。そしてこの後就職活動も徐々に本格化していきますが、満足のいく就職活動のためのサポートを我々教員もできる限り行っていきたいと思います。

暑い夏になりますが、さあ、頑張っていきましょう。