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【藥袋ゼミ】ラ コルベイユ×藥袋ゼミ ブランド・レゾナンス創造プロジェクト ~香料体験会~

こんにちは。藥袋ゼミ、8期生ゼミ長の杉浦有美です。

藥袋ゼミでは、後期も引き続き井関産業株式会社様と協働でプロジェクトを進めています。

井関産業株式会社様では現在、新シリーズの柔軟剤開発をしており、藥袋ゼミではどうしたら柔軟剤を買いたくなるのか、売場施策や売り方などの企画提案を行います。

10月6日の初回ゼミでは後期プロジェクトの流れの確認と、柔軟剤の香り候補4種類を嗅がせていただきました。香りは時間や体温などによって、トップ・ミドル・ラストの3段階に変化しますが、トップとミドル、ミドルとラストなど順番を入れ替えるだけでその香りの印象が変わることを体感し、とても面白いと感じました。

そこで10月13日のゼミでは、香りについて理解を深めることを目的に香料体験会を行いました。

初めは私たちが普段使用しているような香水を商品名がわからない状態で嗅ぎ、どれが高価なものだと思ったか、投票を行いました。高価な香水ほど投票数が少なく、予想と結果でかなりギャップがあり驚きました。

次に10個の天然香料を嗅がせていただき、原料が何か予想していきました。

天然香料は自然に自生している植物から採取された香料を指します。

種類によりますが例えばローズだと、30mLほどの少ない量を取るのに花びらが教室いっぱいあっても足りないぐらい必要で、80万~100万円と非常に高価なものです。

嗅がせていただいた天然香料は、ジャスミンやレモンなど知っている香りがたくさんありましたが、香料として嗅ぐと全然違っていてほとんど当てることができませんでした。

今回嗅がせていただいたものの中で、一番私が印象的だったものはアンバーグリスです。マッコウクジラの腸内に発生する結石が原料となっていて、糞便のようなかなり刺激の強い香りが特徴的でした。

私は合成香料よりも、天然香料のほうが安心で、天然という言葉のとおり環境に配慮されているという印象を持っていました。しかし実際は、自然のものだけを使っているからこそ、何が含まれているのかわからない怖さがあることを知りました。また少量の香料を抽出するのに大量の天然資源を消費する必要があるので、環境に配慮しているとは言えない現実があることを実感しました。香料についての知識と魅力を知ることができ、貴重な経験をすることができました。

後期のプロジェクトは始まったばかりです!次の更新をお楽しみに☻