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TAからの手紙~Season 2~:④天沼知里(1B)

 皆さんこんにちは!「TAからの手紙」4人目は、1Bを担当した天沼知里です。

★TAを志望した理由

 私がTAを志望した理由は、「自分の殻を破りたい」と思ったからです。

 私は人前で何かを話したり、自分の意見を発表するのが苦手でした。社会に出るまでに克服したいと思っていましたが、行動には移していませんでした。学生生活でもこれと言って何かを成し遂げた経験がなく、このままでは何も変わらないまま卒業してしまう、と焦っていました。「自分を変えたい」と心のうちでは思っていましたが、気づけば2年生も終わり。3年生から自分を変えるきっかけとなる行動ができるのか、と不安になっていたその時、2年生の学寮時に大きな転機が訪れました。学寮では来年度のTAに関する説明を受けたのですが、その時に前田先生が「自分の殻を破りたい人は、ぜひTAに」という言葉を私たちに投げかけました。これまで私は勇気が出ず、何かに挑戦したり、自分の殻を破る機会を自分から作ろうとしなかったため、「もしかしたらTAが自分を変える最初で最後のチャンスかもしれない」と思い、今回勇気を出して立候補しました。

真剣に授業を受ける様子

★TAをやってみて

 今年はオンラインでの授業ということで、これまで対面授業を想定して準備してきたことをオンライン仕様に考え直す作業が大変でした。私たちTAもオンラインでの授業は急な出来事だったため、「どうしたら1年生にわかりやすく伝えられるのか」を第一に考えながら授業づくりをしました。

 そこで、私たちBクラスでは、まだ学校生活に慣れていない1年生が活発にグループワークができるように、授業開始5分前に「おしゃべりタイム」という時間を設けることを企画しました。少人数のグループに分かれて、その日に行うタクナルの議題に沿った内容で5分間おしゃべりをしてもらう、というものです。例えば、「新入生におすすめの住む街を提案しよう!」という議題の時は、「教えて!あなたの地元の魅力」というお題でおしゃべりしてもらいました。その成果あってか、授業を重ねるうちに、よりグループワークを活性化させることができました。

授業開始前の「おしゃべりタイム」

★TAを目指す学生へ

 もし、現在TAに立候補するか迷っている方がいるならば、私は迷わず「やった方がいい」と言います。上記でも紹介したとおり、私は内気な性格だったのですが、TA開始当初と比べると、カメラ越しではありますが、人前で話せるようになったり、思ったことを素直に発言できるようになったり、TAを経験してから自分の強みを知ることができたりといいこと尽くしな経験となりました。

 また、今まであまり接点がなかった同期の学生と仲良くなれたこともTAをやったおかげだと思っています。同じクラス担当の自分を含めた4人で毎週顔を合わせていたため、オンラインで不安なことや最近あったことなど気軽に話せる友達が近くにいたのは、このご時世ならではありますが、毎日不安に過ごしていた私はとても救われました。また、TAをやってたからこそ友達になれた子もいました。その子は「悩みなんてケ・セラ・セラ(なるようになる)だよ!」と言っていつもチームを励ましてくれました。このように、TA同士の絆がとても深まることも魅力だと思います。

 TAが務まるか不安に思う方もいると思いますが、担任の先生やリアセック社の方々、シニアTAの先輩方みんながサポートしてくれるので心配ご無用です!大変なこともありましたが、それよりも仲間とともに協力して授業作りをした達成感のほうが大きいと思います!また、TAになったとしても、その後のあなたの行動が自分を成長させるかどうかを握っていると思います。ぜひ、自分なりの目標を持って取り組んでほしいです。

★1年生へのメッセージ

 1年生の皆さん、タクナルの授業お疲れさまでした!急遽決まった、慣れないオンラインの授業でのグループワークは大変だったと思います。ですが、そこで得た経験は必ず今後に活きてくると思います。タクナルで学んだことはプロジェクト活動やゼミの活動といった学内活動だけでなく、就職活動や就職した後にも必要なスキルとなるので、ぜひこれからも使って、自分のものにしていってほしいと思います。

 私たちの拙い授業に最後までついてきてくれて、本当にありがとうございました。私たちTAはこれからもみんなのことを応援しています!