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Welcome to the Department of Business Design!
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
ビジネスデザイン学科でみなさんの英語科目を担当しております浅田裕子(あさだゆうこ)です。今日は、私からみなさまへのご挨拶の言葉を贈ります。
グローバルビジネスに携わる ― はじめの一歩
みなさんはグローバルビジネスシーンで働く女性にどういうイメージをもっていますか?ドラマでよく目にするような、ビジネスクラスで海外出張、部下を引き連れ、大きなテーブルに社員が集まる会議で自分の企画を流れるような英語でプレゼン・・そして幹部からの喝采・・・こんなところでしょうか?
「グローバルビジネスに携わる」ビジネスパーソンはみな、自分が働いている国の中に担当する市場がない、もしくは自分の担当する市場はここにあるが、それを統括する部署や本社は自分の国にはない、というような状況に置かれます。それだけで自分の立ち位置は、3次元の広がりをみせていきます。あなたの上司は海の向こうの幹部であり、と同時に隣の机の直属上司であり、そして、海外のチームも販売店のバイヤーも顧客もすべて、あなたが動かすビジネスに関わってくるのです。そして、あなたはこのようなビジネスの上で利害関係を持つ人たち(stakeholdersといいます)の意向を尊重しなければなりません。それに加え、あなたが直面するチャレンジは自国市場の中だけではありません。同じ会社でありながら、他国の同僚たちと競争関係におかれることもあります。このようにグローバルビジネスでは360度の視野をもって日々立ち向っていくことが要求されます。
ビジネスデザイン学科では・・
この学科には、そんなグローバルな活躍を目指すあなたがはじめの一歩を踏み出すためのさまざまな講義・演習・プロジェクト活動が揃っています。1年次からの英語の授業では日本語禁止、オンライン授業であっても英語で発言する練習を始めます。英語のクラスは習熟度別になっており、みなさんが「英語でビジネス」を勉強する英語力を高めるために、常勤・非常勤教員あわせて総勢14名の英語教員がサポートします。10年後、地球を舞台に働くあなたにとって、最初の修練になることでしょう。2年次のボストン留学後は、海外の協定校への認定留学、もしくは東京に戻ってテンプル大学ジャパンキャンパスで学ぶ道も開かれています。多国籍の学生たちと一緒に、英語で国際経済について議論し、グローバルマーケティングのプロジェクトに飛び込むことも可能です。また、タイのチェンマイ大学やデンマークのBusiness Academy Aarhusなど海外の大学のビジネス専攻の学生たちとの交流や短期研修プログラムもあります。
About me…
私は大学卒業後、海外で仕事をしたいと思い、パリの経営大学院 H.E.C. Parisでマーケティングを専攻し、修士号を取得しました。その後15年ほど、パリ、シカゴ、そして日本で、主に化粧品やファッションのマーケティング・ブランドマネジメントに携わりました。そのような多言語環境で仕事をするうちに、人間言語に共通する普遍特性やその仕組みに興味を持つようになり、教育・研究の道に入る決心をし、言語学者になりました。この経験を活かして、ビジネスデザイン学科では3-4年生対象のAdvanced Business English, Intercultural Understanding for Businessも担当しています。自分が手掛けた化粧品の商品開発やマーケティングの実務が日々どのように行われるか、フランス人とアメリカ人の意思決定の仕方はどう違うか、その背後にある文化特性は何か、なぜフランス人はあんなにディベートが好きなのか、などなど、ビジネスの実務や異文化理解について英語で学ぶ授業です。
Tracking the global outbreak of COVID-19
世界的情勢が不透明な中、不安に思う方も多いと思いますが、これからはますます自分自身の力で、世界で何がおきているかを理解していく力が問われます。そんなみなさんにお奨めしたいのがイギリスBBCの「英語学習」サイトです。
https://www.bbc.co.uk/learningenglish/
日々更新される世界のニュースヘッドラインを閲覧しながら、基礎的な英語語彙を身につけるのに最適です。ぜひ、自分の語い学習ノートとともに記事を視聴してみましょう。
昨日からオンラインが始まりました。PC環境などの準備に時間がかかっている人も多いでしょうが、焦らず取り組んでいきましょう。ビジネスデザイン学科の個性あふれる教員たちが、360度に広がっていくみなさんのライフステージのはじめの一歩を応援しています!