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皆さん こんにちは。八代ゼミ3年藤本紗也乃です。八代ゼミでは9月6日〜8日にゼミ合宿を岐阜県高山市で行い、9月7日に第一回の飛騨高山学会に出席しました。高山市の活性化案について、5月からの準備期間を得て、その成果を飛騨世界生活文化センターの大講堂で発表しました。
内容を大きく二つに分け、日本人・外国人観光客の増加への対応と、高山市の主要な産業である林業の木材を活用した、新たな名産品作りのための提案を行いました。
具体的な提言の内容としては、
・日本人の特に若い女性と外国人観光客の利便性向上
・魅力的な観光スポットのマップを、日英両方のホームページに掲載
・プロジェクションマッピングでナイトタイムエコノミーの充実
・交通手段の多様化のためMaaSの導入
・林業の高付加価値化で需要の拡大
等です。
準備期間には、高山市の経済・地形・歴史的な背景から学ぶとともに、リーサスを用いた他県・他市との比較を通じて、観光や林業等の現状の問題点等を踏まえて、アイディアを出し合いました。
また、高山市の江尻英夫東京事務所長にもアドバイスをいただき、自分たちの力だけでは調べきれなかったことまで知ることができました。
林業に関しては、八代ゼミの6人で高山市の郊外の純木造建築のモデルハウスに前泊し、森林総合商社 飛騨五木グループの井上博成社長に会社の設立目的や事業内容要について丁重なご説明を頂きました。
飛騨五木グループは林業ビジネスに先駆的であり、発表の準備だけに活用するのではなく、これからの林業産業の在り方について考えるのに大変参考になりました。
製材工場にも見学させて頂きました。
林業産業の99%が製材の際プレカット(機械による加工)なのに対し、飛騨五木グループは飛騨高山伝統の匠の技を使い、人の手で丁寧にカットしています。これは高付加価値されていると言えます。
飛騨五木ブランドという木材で建設されたこだわりあるgoboc cafeにもお邪魔させて頂きました。
観光の面でも現場で実際に体験をし、プレゼン内容をブラッシュアップ致しました。
例えば、手作りした観光マップを実際に使いながら、高山の街を調査しました。
日本語の分からない外国人用の観光マップを作成しました。
これらの学びを踏まえ、当日の発表に臨みました。学会は全て高山市活性化のプレゼンテーションで構成されており、多くの分野について知ることができ、大変勉強になりました。
発表は無事に終わり、高い評価を受けました。これからの学びや活動に繋げていく方針になりました。
今回のプレゼンを通して学んだことは、各地域は様々な問題をかかえているが、同時に素晴らしいモノや技術・伝統などの資源が沢山あるということです。また、今回は活性化の方法を考えましたが、それ以外の分野でも言えることとして、その場その場にあった臨機応変な考え方が何においても必要であると学ぶことができました。