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二週目のチェンマイ大学研修の様子はビジネスデザイン学科2年、安部緑と熊久保華菜が紹介します!
Day8: 2018.2.18(SUN)
私たちの滞在しているUNISERVというホテル周辺はおしゃれなカフェやタイ料理レストランが多くあります。この日は朝、近くのパン屋さんにておいしいパンを買いました。その後カフェに移動してホットタイティーを飲みながらゆっくり過ごしました。タイに来てから、私たちは2日に1度のペースでタイティ―を飲んでいます。強めのオレンジ色をした甘いミルクティー、きっと日本に帰ったらすぐにタイティーが恋しくなってしまうでしょう。夜はThai Buddy達がSunday Night Marketに連れて行ってくれました。約1キロメートルの道に食べ物、雑貨、服飾を売る小さなお店がぎっしり並んでいて多くの人でにぎわっていました。商品は値段も安く、交渉次第ではもっと価格を下げてくれるのでそういった交流も楽しさの一つでした。
Day9: 2018.2.19(MON)
午前はタイの観光学についてのレクチャー(観光会社の講師の方)を受けました。午後はWiang Kum Kamという古都についてやチェンマイの歴史についてのレクチャー(チェンマイ観光学科の先生)を受け、Field Visitにて実際の場所を訪れました。古都内は広いため専用のバスに乗って回りました。古都にはいくつか寺院があり、閑静で落ち着いた雰囲気でした。普段通っている大学や滞在しているホテル周辺とは違った新たなチェンマイの一面を見ることができました。日本の寺院や歴史的建造物は厳重に保護されていますが、今回訪れた場所は実際に建物の中に立ち入ったり、触れることができるため、歴史をより身近に感じられます。夜はご飯の後、先輩方とお酒を飲みにBEER LABへ。夜風が心地よかったです。
Day10: 2018.2.20(TUE)
この日は、早起きをしてカオマンガイを食べに行きました。日本人好みの味で朝から大満足でした。午前は観光学のレクチャー(チェンマイ観光学科の女性講師の方)の続きを受けタイにとって観光産業は大きな経済収入の一つであるということを学びました。午後はField Visitへ。この日は二ヵ所見学しました。はじめに唐傘工房Bo Sang(ボーサーン)に行きました。ここでは手作りで唐傘を制作する工程をみることができました。唐傘は紙と竹で作られています。慣れた手つきで作業をされていましたが、熟練の技術が必要だと感じました。次にシルク工房Thai Silk Villageに行きました。繭から糸を引く工程はとても繊細でした。どちらの工房も作業をしている人のほとんどが女性だったことが印象的です。
Day11: 2018.2.21(WED)
午前はEco tourismのレクチャー(チェンマイ観光学科の先生)を受け、各国の観光客の特性やそれぞれの観光目的(Planning, Developing, Sustainability)について学びました。午後は1 Night HomestayのためMae Kampong Village(メーオーン)を訪れました。タイの人達には避暑地として知られているそうです。到着してすぐ、村についての説明を受けながら山道をのぼりました。コーヒー産業と私達のようなホームステイの受け入れなど村一体となって収益を得ているそうです。またその収益は村の子どもたちの教育費や医療費等に充てられています。近隣の方々がお互いの家を行き来していて地元の方同士の距離が近く信頼を感じました。自然を身近に感じられるホームステイ先でした。私たちは地元の人の言語(タイ語)が分からないためコミュニケーションには苦労しましたが、優しい地元の方々のおかげで充実した一日になりました。
Day12: 2018.2.22(THU)
ホームステイ先で迎えた朝、ご飯の前に伝統的な朝礼に参加しました。お花とご飯を僧侶に供え、お経を唱えていただき、タイ独自の文化に触れることができました。ホストのお婆さんが作ってくれた朝ごはんを食べた後は、近くのコーヒーショップで一休みしました。自然の中、渓流を眺めながら飲んだコーヒーは特別おいしく感じました。その後、チェンマイ大学へ戻りImpact of tourismの講義を受けました。夜はNight Bazaarへ行きました。日曜のNight Marketよりも小規模ですが、観光客でにぎわっていました。それぞれお土産を購入し一日を終えました。朝からフル活動の長い一日で疲れもありましたが充実感たっぷりでした。
Day 13: 2018.2.23(FRI)
研修最終日はSamantha先生のpublic speakingの授業です。一人持ち時間2分、与えられたトピックについて即興でスピーチをするという形を何度も繰り返しました。最初は伝えたいことがうまく表現できなかったり、言葉につまってしまいがちでしたが、何度も繰り返しているうちに上達していくのを感じました。Samantha先生はスピーチが終わるたびにフィードバックとして、良かった点と改善すべき点について明確にアドバイスしてくれます。そのおかげで自身のspeakingにおける課題が見つかりました。その後はクロージングセレモニーをしていただきました。チェンマイ大学の学部長から修了証書をいただいて、この二週間の生活がまとめられたムービーを鑑賞しました。充実したプログラムだったと改めて実感しました。先輩方との最後の夜は、一週間ぶりのThai Buddiesと再会し、ホテルにてプログラム参加者全員で食事しました。解散後、みんなでBarのようなお店に移動してチェンマイの夜を楽しみました。いろいろな場所へ連れて行ってくれたBuddiesには本当に感謝しています。
Day14: 2018.2.24(SAT)
チェンマイ旧市街の有名な寺院を3つ巡りました。(Wat Phra Singh、Wat Chedi Luang 、Wat Chiang Man)。旧市街は寺院が数多く点在していて、外国人観光客が集まるスポットです。今回拝観したお寺はどれも広く、金に輝く大きな仏様の像がありました。壁や柱にもタイらしい模様が彫られており、細部にまでこだわりを感じました。それぞれの寺院について下調べをしていったらもっと面白かっただろうと少し後悔しています。
その後チェンマイ大学の日本語専攻の生徒とカフェにて交流しました。みんな日本語が上手く、きれいな言葉をしゃべるので、こちらも聞き取りやすく正しい文法を使うことを意識しました。タイの経済の難しい話から、自分の好きな音楽の話まで約3時間ノンストップで話続けました。個人的に、タイのロイヤルファミリーのお話がとても興味深かったです。同じ年齢の学生とお互いの国や文化について話ができたことは貴重な経験で勉強になりました。
チェンマイに来て3週目!
浅田先生も先輩も国際交流課の舟木さんも帰国し、2年生のみで過ごすインターンシップの1週間が始まりました。ビジネスデザイン学科2年伊東奈緒、佐々木杏がご紹介します!
私、伊東と安倍は De Lanna Hotel というホテルにてお世話になりました。
月曜日は各ホテルを見学したため、実際のインターンは火曜日から金曜日のAM9:00〜PM15:00まで計4日というスケジュールでした。
レセプションでの仕事内容は、パソコン業務、接客を基本としており、日本のホテルとさほど変わらないように見受けられましたが、大変短いインターン期間であったため、十分な時間がない!となかなか業務を教えてもらう機会が持てず、挨拶をするか、予約票を記入するか、はたまた自分でやれることを探すか・・と3日目まで私たちはとても頭を悩ます日々が続きました。コミュニケーションは全て英語ですが、”私たちにやることをください” ということを訴える日々でした。正直、何もないことがこんなに苦しいと思わなかったです。また、母語がタイ語であるというハードルも大きいと感じました。自分からアタックしないと何も始まらない、という対応の差異に日本と海外の違いを痛感した瞬間でもありました。
最終日に向けて、悩み尽くした私たちは浅田先生に相談し、アドバイスを頂戴しました。そのアドバイスは私たちの考え方を切り替えるきっかけになりました。最終日には働き方についてセールスマネージャーが説明してくれました。”ストレスが溜まらないように沢山冗談を言い合い、沢山笑う。時にクレームなどが生じた時はみんなで対応する。自由なの。” などと語ってくれました。
確かに、開放的かつ自由で皆の仲がとても良く、沢山の笑顔が溢れる職場でした。インターン期間中、実際に中国人の方からクレームがあったのですが、”中国のネットの影響力分かってるの?悪評を書いてやる!”などとすごい迫力だったのに対し、チームで冷静に対応していて本当にすごいと思いました。日本人なら萎縮しそうな場面で私たちのポリシーだからダメなものはダメだ、ときっぱり言えるかっこよさにとても感動しました。他のスタッフともいろいろな話をしました。タイ語を教えてもらったり日本語を教えたり英語のわからないスタッフとジェスチャーで会話したり、とても新鮮な日々でした。
また、私たちのインターン2日目から4日目にかけて日本人の女性のお客様2名が当ホテルに宿泊してくださり、私たちが偶然居合わせたことにとても喜んで頂き、最終日には連絡先が書いてあるお手紙やお土産まで頂いてしまいました。こちら側が来てくださって大感謝の立場であったのに”いてくれただけで嬉しい”と、とても感謝をされて本当に嬉しかったです。人様にこんなに感謝されたことがなかったので、感激したと共に、少しでも人様のお役に立つことができる喜びというものを改めて知ることができました。感謝の思いを込めて私たちからもお礼に、と私たちがとてもハマっていたタイティーを贈らせて頂きました。(笑)この機会がなければ出会うことがなかったかもしれない素敵すぎる出会いに本当に本当に感謝でした。
このインターンシップを通してまず思うことは、やはり多様な言語ができることは本当に強いな、ということです。ほとんどのお客様が中国の方かヨーロッパ圏の方だそうで、彼女たちはタイ語をベースに英語、中国語までできるスペシャリストでした。極力壁を省いたような風・光の入りやすいとても開放的なホテルで働く彼女たちは、非常に仕事を楽しんでいるように見えました。日本は真面目に、丁寧に仕事をしている点はとても良いところですが、働きすぎなどが問題になっている今、タイの働き方のような、食べ物をつまみながら、化粧直しをしながら、冗談を言い合いながら、などといった自由で笑いの絶えない開放的な気持ちの中で働く環境は日本も見習うところがあるのでは、と思いました。
また金曜日と土曜日(政府関係者は金曜日のみ)は、伝統的な洋服を着用する曜日であるらしく、ラナスタイルの服を着こなす彼女、彼らはとても美しく、そしてかっこよかったです。古き伝統を大切にする文化もとても素敵だと思いました。
海外でインターンシップをする機会はなかなかないと思いますが、その国独自の働き方を直接見ることが出来たこと、自分から動くことの大切さを学べたこのインターンは私たちにとってかけがえのない経験となりました。この経験を活かして、今後のインターンシップや就職活動へ向けて頑張っていきたいと思います。どれもこれも充実していて、得るものがとても多かった3週間でした。
本当にこのプログラムに参加してよかったです。楽しかったです!
伊東奈緒
熊久保と私、佐々木は、滞在していたUNISERVE Hotel Green Ninman が派遣先でした。自分の滞在している宿がインターン先だと勝手が若干わかるので少しアドバンテージがあったように思います。
インターンシップではレセプションと、ゲスト向け館内資料の翻訳をしました。実際にインターンが始まるまではレセプション業務をやるのだろうと思い、ホテル英語を勉強しておいたのですが、ほとんど役に立ちませんでした。ほとんどのゲストはタイ語が話せる方で英語の出番は少なく、タイ語ができない私はスタッフの方の手伝いをすることしかできませんでした。しかしレセプションの片手間に館内資料を翻訳していた時は、今まで勉強してきたことと、日本でのホテル滞在経験を振り絞り翻訳しました。資料自体は英訳されていたので理解することはそれほど難しいことではありませんでしたが、それをナチュラルな日本語にし、日本人に見やすい形の資料に作り変えることはとても難しかったです。
またUNISERVEは普通のホテルとは少し異なり、チェンマイ大学が運営する宿泊施設だったため、旅行客だけでなく大学スタッフや教授、学生が滞在していたり、毎日さまざまな会議やイベントが開催されておりたくさんの人たちに出会うことができました。話しかけてもらえたり、交流の中から学ぶことも多くとても面白かったです。
インターンシップ全体を通して、想定していたよりもらえた仕事が少なくこんな暇で良いのかと不安になりました。しかしインターンに一緒に参加したメンバーがネットでタイのインターンは仕事はあまりもらえないという事を調べてくれたり、タイバディがタイのインターンシップの雰囲気を教えてくれたので、こういうものかと落ち着いて捉えてインターンを終えることができました。しかし1つ、大きく反省しなくてはいけないことがあります。しかし英語ができればなんとかできるだろうと考えていたことです。世界共通語であるし、大きなホテルなのでタイ語を使わずに済むだろうと考えてしました。しかし実際は、タイも日本のように英語が母国語ではないし、英語ができる人も少ないことを知りました。学校の授業がないので個人的に他の言葉も勉強していましたが、これを機にもっと本気を出して勉強し続けようと思います。
インターン中の昼食は各自外のレストランで取る形でした。初日はスタッフの方が一緒にホテル目の前のsmall restaurant に連れて行ってくれたのですが、残りは2人でレストランを探して食事をとりました。2日目にまた違う小さな食堂でチキンのライスヌードルを食べたのですが、とても日本人好みで胡椒が効いていて美味しかったのが印象的です。
またインターン初日の火曜日にタイバディのOUMがタイ式しゃぶしゃぶ”タイスキ”に連れて行ってくれました。たれの味がJapanese taste となっているのに何か日本と違かったり、なんとも言えないタイ独特の辛さだったりと、とてもおもしろい経験でした。
帰国日にはタイバディが時間の合間をぬってみんな空港まで見送りに来てくれました。わずか3週間の関わりでしたがとてもいい関係が築けたのではないかと思います。帰国後もSNSやチャットを通して交流を続けていきたいと思います。
最後に、初めてのタイとホテルインターンで不安なこと、つらいこともたくさんありましたが、それよりもたくさんの楽しいこと面白いこと、新しい発見がありました。このプログラムに参加できて本当に良かったです。学問的なこと、観光的なこと、歴史的なこと、たくさんのことを学びました。充実したプログラムをサポートしてくれたチェンマイのスタッフ、ローカルなことをたくさん教えてくれたバディ、いっしょに参加したメンバー、送り出してくれた家族のおかげで素晴らしい3週間になったのではないかと思います。
とても貴重ですてきな体験でした!!
佐々木杏