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教員の小西雅子です。6月7日に、英国大使館に、「環境と開発」、それに「交渉論」(いずれも英語授業)の学生18名とともに、校外授業に行ってきました。
大名屋敷跡にある英国大使館は、皇居のお堀端にあって緑したたる美しいたたずまい。その中に入れるだけでもうっとりする学生たち♪(撮影不可なので、その写真はありませんが)
イギリスは、世界の温暖化対策をリードする国。その大使館の気候変動・エネルギーの専門官たちから、イギリスの温暖化とエネルギー政策の最新情報のプレゼンを受けた後に、学生たちは、3組に分かれて、日本とアメリカ、イギリスを“想定”した国々の間で交渉のロールプレイを体験しました。
言わずと知れたアメリカは、トランプ大統領に代わってから、世界約200か国が参加する温暖化の国際協定である「パリ協定」を離脱すると発表して、世界から強い反発を招いている国。 ロールプレイは、アメリカ(想定国)がパリ協定を離脱すると主張したのに対し、イギリスと日本(想定国)が説得しようとする内容。まさにホットなトピックです。
これまで英語で温暖化の科学と温暖化対策をめぐる国際交渉を学んできた学生たちは、緊張しながらも、見事に英語を駆使して、緊迫した交渉を繰り広げました。
なんとアメリカを想定した代表は「我が国ファースト、気候変動はでっち上げ」と、本物の大統領さながら堂々と述べ(みんな笑いました!)、日本とイギリスは一緒に米国を説得しようとするも、削減目標の引き下げをめぐっては立場の違いが浮き彫りに!
いやー見事な交渉です。学生の伸びしろは無限だなと目頭が熱くなりました!これだけの知識を持ち、丁々発止と英語で交渉できれば、社会に出て活躍間違いなしです♪