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コーポレートファイナンス アステラス製薬代表取締役社長CEO岡村直樹様ゲストレクチャー

みなさんこんにちは!ビジネスデザイン学科2年の月岡美雅です。

12/11のコーポレートファイナンスの授業で、アステラス製薬代表取締役社長CEOの岡村直樹様をお招きし特別授業をしていただきました。

アステラス製薬は東京に本社を構え、世界中の人々にお薬を提供している企業です。”変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの「価値」に変える”というVISIONを掲げ、日々研究、開発を行い患者様に新しいお薬を届けています。

今回のご講演では私たちが学んでいるファイナンスが実際にどのように使われるのかについてお話ししていただきました。私は毎週の授業で学んでいる理論を理論のままでしか理解していませんでした。そのため、ファイナンスの知識をどう実践するかを実際に企業で働いている方に教えていただきとても学びになりました。

私の中で特に印象に残ったのはファイナンスの知識が役にたつ場面についてです。そこでは、大きく二つのお話がありました。

まず、ファイナンスは企業間のリテラシーであるため、これを学ぶことによって共通言語を手に入れることができるということです。私はファイナンスが共通言語として機能するという考え方を持っていませんでした。このお話を聞いてから、異なる業界や立場の人たちともスムーズに意思疎通ができるようになるのだと感じました。

また、ファイナンスの理論は企業がどの方向性を取るかの意思決定に繋がるというお話もありました。製薬会社は特に新薬を開発してから販売をするために10年以上ととても長い時間がかかります。数多くの薬を開発しても承認を得られる薬は約0.005%ほどしかありません。投資をしても必ず利益として戻ってくるかわからないのです。難しい投資の判断をする際の一つの基準にファイナンスが使われます。未来は誰にもわかりませんが判断は今しなければいけません。そういった場面でもファイナンスは役に立つということを聞いて学ぶ意欲が高まりました。

今回は実際に理論をどう活用していくかというお話をたくさん伺うことができました。今学んでいることがどのように活用されるかを理解できると今後も学習を楽しんでできそうです。

真ん中が岡村様、右端がクラスを担当する本合先生です。私は右から5番目くらいにいます。

岡村様、今回はお忙しい中、貴重なお話をありがとうございました!