Blog

新入生の皆さんへ:おすすめの図書

ビジネスデザイン学科教員の三浦紗綾子です。

当学科教員がおすすめする図書をご紹介します。ぜひ手に取ってみてください。

【経営学・経済学】
○安部修二・伊藤元重『吉野家で経済入門』日本経済新聞出版社(2016)。あなたの身近な現象を、経済学・経営学のレンズを通してみてみたら?きっと驚きと新しい発見があるはず。当学科で学んでいくそうしたレンズ(考え方)の入門におすすめ


【マーケティング】
○森岡毅『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』角川文庫(2016)。稀代のマーケターはいかにUSJを再生させたのか?その裏側を知ることができる本
○庭山一郎『ノヤン先生のマーケティング学』翔泳社(2014) ミミズクのノヤン先生が、マーケティングに関連した多彩な話を、1話5ページ完結でやさしく・わかりやすく紹介


【ICT、データ利活用】
○三谷慶一郎 『60分でわかる! ITビジネス最前線』技術評論社(2017) 題名の通りすぐ読めます。なにかに興味を持ったら、自分でさらに調べてみましょう
○小島寛之『完全独習 統計学入門』ダイヤモンド社(2006) 中学生までの算数だけを使って、統計の基礎からビジネスの現場で多用される分析法まで解説してしまう画期的な一冊で、超ロングセラー


【学問の方法論・大学の過し方】
○高根正昭 『創造の方法学』講談社現代新書(1979)。社会科学の基礎・データ分析の基礎
○橋爪 大三郎『人間にとって教養とはなにか』SB新書(2021)。学ぶことの大切さがよくわかる本
○加藤 諦三『大学で何を学ぶか』ベスト新書(2009)。”大学の4年間は一生の宝になりうる”。そうするにはどうしたらよいかを考えさせてくれる本


【Sustainability・社会課題】
○ピエトラ・リボリ著 今井章子・雨宮寛訳『あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実』東洋経済新報社(2006)。1枚のTシャツの「一生」を、綿花の原産地から古着流通まで丹念に追ったドキュメンタリー。グローバル経済の実像を、工業化における女性労働、大統領選と綿花生産者の票田、関税をめぐる国際関係などを通してわかりやすく描いている
○ロバート・ライシュ著 今井章子・雨宮寛訳『最後の資本主義』東洋経済新報社(2016)。ライシュの提案する、新しい資本主義の形。政府か市場か、の二者択一ではなく、市場メカニズムの根幹となる市場のルールを見直すことで、資本主義を壊すことなく、サステナブルな資本主義を構築できると主張。市場メカニズムのルールを再考するに際し、わかりやすい切り口から、著者ならではの論点と立場を明確に取っている
○村田慎二郎著「国境なき医師団」の僕が世界一過酷な場所で見つけた命の次に大事なこと」サンマーク出版(2023)。国際社会の諸問題を自分ごととして考えるための一冊
○ローバト・ライシュ著今井章子・雨宮寛訳『コモングッド』東洋経済新報社(2024)。ビジネスでも政治でも「勝つためなら何でもあり」の風潮は一体いつから始まったのか。「さすがにこんなことはしないだろう」と人々が感じる良識や「一緒に助け合って生きていこう」とする連帯感はどうやったら取り戻せるのだろうか。米国の分断を市民社会のコモングッドから述べた一冊