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【藥袋ゼミ】中国人観光客へのインバウンド展開に向けたインタビュー調査(ラコルベイユ・プロジェクト)

みなさんこんにちは。藥袋ゼミ3年の川崎です。

 私たちは4月から井関産業株式会社のラコルベイユ事業部と共同で「ラブリー365」の販促促進とブランド展開を検討するプロジェクトに取り組んでいます。「ラブリー365」は、同社が展開する女性用下着洗剤です。これまでは井関産業の方による課題提起のもと、女性用下着洗剤の知識を深め、店頭での具体的な販売促進策について考えてきました。

ゼミでは、次なる課題として、女性用下着洗剤「ラブリー365」のインバウンド消費を促進するためのマーケティング戦略を検討するために、日本で働いている中国出身の方お二人をお招きし、インタビュー調査を行いました。

インタビューの目的は、日中の文化的差異によって、女性ならではの悩みである「下着・肌着汚れ」に対する消費者の認識、対処法、悩みにどのような違いが存在するのか(あるいは存在しないのか)を確認することです。

 10年ほど前の中国では、一般的な洗剤を用いて、下着の汚れを手で洗い落とす対処法が主流でしたが、現在では、小型洗濯機やオーガニック洗剤などが市場に登場してきたことにより、「洗濯革命」が起こっていることが分かりました。また、現在の中国の若者は、衣類をカテゴリーに分類して洗濯することが多く、「清潔感」を好む傾向が高まりつつあるそうです。

日用品の買い物に関しては、中国ではSNS(クチコミ・アプリ)の利用が主流となっており、商品選択や購買に無くてはならない存在となっています。一方、観光として日本を訪れた際の購買行動は、クチコミ・アプリであらかじめ購入する商品を定めてから、実店舗を訪れて購入するという「計画購買」が多く見受けられるという指摘がありました。

ゼミでは、このインタビューで得られた情報をもとに、ドラッグストアなどの店舗視察を行い、店舗における中国人観光客の購買行動を確認したいと考えています。