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高木ゼミ繊維プロジェクトのビジネスデザイン学科3年 日下野薫です。
現在、私たちが取り組んでいるプロジェクトについて紹介します。私たちのプロジェクトでは、地域創生の観点から徳島県海陽町と協力し、現地で育まれた藍染や帆布、そしてそれを基にして制作された魅力的な商品を都内の消費者に紹介することを目的として実施しています。
私たちがこの度ご協力させていただく徳島県海部郡海陽町とは、徳島県の最南端に位置し、南東の海岸線は太平洋を臨み、北は那賀郡、東は海部郡牟岐町に、西は高知県と隣接しております。北部・西部にあたる山地は1,000メートルにおよぶ緑豊かな山々や、青く美しい海が広がっております。そして、藍染技術や帆布製品などの魅力ある産業がある一方、近年の少子高齢化に伴い人口の減少が目に付き、限られた若い世代が流出してしまう現状にあります。
本プロジェクトは、本年6月にスタートし、毎週木曜日および金曜日にミーティングを行なってきました。今回のプロジェクトでは株式会社トータス、美月工房のご協力のもと藍染への理解を深めることや、帆布のミニトートバック制作を進行しております。制作については、まず海陽町という地域と私たちが暮らしている東京との比較、海陽町の魅力でもある豊かな自然や人の温かさを元に、商品のコンセプトを設定しました。またターゲット層に対しての訴求ポイントの把握や詳細なペルソナ分析など、バックに必要なデザインや使い道等も会議を重ねて話し合ってきました。
今後の予定としては、9月23日から29日にかけ、プロジェクトメンバー全員で海陽町に訪問します。この期間中、私達は事前学習で得られた知識を更に深め、実際に藍染め技術や帆布工場を視察し、海陽町の現状とその地域で生み出された産業を一人一人高い意識を持って取り組んでいきたいと思います。そして得られた知識、産業の体験を通して秋桜祭でのブースを出店、また世田谷近辺のカフェなどにも商品と共に海陽町を発信していきたいと考えております。またボストンへの海外出店も視野に入れて、日本のみならず海外の方にも海陽町の魅力を知ってもらう活動を進めていく予定です。
今後も「美しい繊維はここから生まれた:徳島県海陽町プロジェクト」について紹介していきたいと思います。楽しみにしていてください!