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私は9月4日~8日にかけて、慶応大学で行われたU.S. Entrepreneurship Seminarに同学科の学生2人とチームを組んで参加しました。5日間で様々な起業家や経営者の方々の講義や、メンタリングを通じて、自分たちのビジネスプランをブラッシュアップするというセミナーです。
私たちのビジネスプランは、最初にこのセミナーに提出したものと、最後にビジネスコンテストで発表したものとでは全く別のものです。私たちは最初、小中高校生向けにコミュニケーション能力を上げる授業をするディスカッション塾を企画していました。しかし講義で、「本当にやりたいことをやらないと成功しない」、「チームがやりたいことを共有し、同じ方向を向かなければ分裂する」などを聞き、その後のブラッシュアップを進めても、「自分たちがやりたいことは本当にこれなのか?」という疑問がわいてきました。もやもやした気持ちのままセミナーを受けていても、せっかく来た意味がなくなってしまうと思ったので、私たちは本音で話し合うことにしました。そうすると3人全員がこの案に対して、そこまでやりたいとは思ってはいませんでした。
自分たちが本当にやりたいことを話し合った結果、私たちは応募段階で一度取りやめた案のお弁当宅配サービスを練り直すことにしました。話し合いを始めたのが2日目の夜中の1時過ぎで、お弁当の案を詰め始めたのが3時過ぎ、最終的に寝たのが朝7時での1時間睡眠という人生初の経験をしました。
その後の3日間は講義やメンタリングセッションを通じてより案を完成度の高いものにしていきましたが、本当にメンターの方々にはお世話になりました。何より嬉しかったのが、「面白い案だね」「ここはこうしたらいいよ」とたくさんの方々に声をかけていただいたことです。夜中までブラッシュアップに付き合ってくださったり、データを送っていただいたりもしました。
そうして作り上げた案を中間審査と最終審査で発表しました。プレゼンでセリフを噛んでしまったり、講評で案の未熟さを指摘されたりもしましたが、最終的に優秀賞をいただくことができて本当にうれしいです。この5日間は本当に学ぶことが多く濃密で、特に、仲間と本音でぶつかり合って案を作ったことは貴重な経験でした。まだセミナーで学んだことのすべてを生かすことはできませんが、今後も“起業家精神”を持って様々な活動に取り組んでいきたいです。